夾竹桃日記

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zoom RSS 「火垂るの墓」を語る

<<   作成日時 : 2009/03/28 09:07   >>

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先日の「海は甦える」の中で触れたかったのですが、話がとっちらかるよう

に思えたので別立てで書きます

前に引用した稲葉振一郎の「ナウシカ解読」の巻末に宮崎駿の発言が載

っています

「『火垂るの墓』にたいしては強烈な批判があります。あれはウソだと思い

ます。(中略)それから、巡洋艦の艦長の息子は絶対に飢え死にしない。

それは戦争の本質をごまかしている。野坂昭如が飢え死にしなかったよう

に、絶対飢え死にしない。海軍の士官というのは、確実に救済し合います。

仲間同士だけで。しかも巡洋艦の艦長になるというのは、日本の海軍士官

のなかでもトップクラスのエリートですから、その村社会の団結の強さは強

烈なものです。神戸が空襲を受けたというだけで、そばの軍管区にいる士

官たちが必ず、自分じゃなかったら部下を遣わしてでも、そのこどもを探した

はずです。それは高畑勲がわかっていても、野坂昭如がウソをついているか

らしょうがないけども(後略)」

そして宮崎は「巡洋艦の艦長の息子が死なないのは許せない」と、一部の

特権集団だけが庇い合い生き延びようとする体質を批判し、「弾に当たって

死ぬ貧乏人」への思いをにじませています

さて、劇場版アニメーション「火垂るの墓」についての海外の反応を載せてお

きます。生きようとして生きられなかったこどもたちの思いは海外でもきちん

と理解されているようです

通称「月光」は海外のファンサイトの反響などを紹介してくれる場ですが、こ

こしばらく更新が途絶えているのが残念です
http://www.moonlight.vci.vc/misc/suki2.html
*観た中でも屈指のアニメ。奥の深いストーリーですごく感情に訴える。父

や叔父でさえ泣いてしまった。(シドニー 20歳 男性)

*この映画を観て以来、何週間も私の息子はとめどなく質問し続けました。

「なんでこんなことが起こったの?」「なんで兄妹は飢えているの?」「なんで兄

妹のお母さんは死んだの?」「なんで、なんで、なんで、なんで???」。気が変

になりましたよ。でもそれでも素晴らしい映画であることには変わりありませ

ん。『火垂るの墓』は楽しい映画ではありませんが、観終わった後ずっと心

に残る素晴らしい映画です。(ハワイ 女性)

他のウェッブサイトでも「DVDを購入したけど、まだ見ていません。見たら自

分がどうなってしまうかわかっているから」とか、「ちくしょう。なんでこんなア

ニメをつくったんだよ。ちくしょう、ちくしょう、ちくしょう」という反応もあります

(関連記事)
映画「火垂るの墓」 海外での反応
http://05448081.at.webry.info/200906/article_53.html
映画「火垂るの墓」を極右映画だとして上映中止にした韓国
http://05448081.at.webry.info/200909/article_39.html
ワシントンでの「火垂るの墓」上映に激怒する韓国メディア
http://05448081.at.webry.info/201508/article_25.html
黒澤明・宮崎駿対談映像
http://05448081.at.webry.info/201202/article_32.html
「ナウシカ解読」
http://05448081.at.webry.info/200903/article_4.html
宮崎アニメに対する中国メディアの批評
http://05448081.at.webry.info/201007/article_11.html
映画「耳をすませば」
http://05448081.at.webry.info/200905/article_44.html
ドキュメンタリー「ジブリ 創作のヒミツ」
http://05448081.at.webry.info/201008/article_48.html
ジブリの新作は「紅の豚」続編という噂で騒動に
http://05448081.at.webry.info/201011/article_18.html
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http://05448081.at.webry.info/201012/article_37.html
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「風立ちぬ」 宮崎駿の思想を論じる中国メディア
http://05448081.at.webry.info/201308/article_10.html

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