|
第146回芥川賞を受賞した作家田中慎弥が脚光を浴び、その受賞作の売れ行きも好 調だと報じられています 出版不況と言われる中で、芥川賞の効能をまざまざと見せつけられた形です 受賞の際の記者会見で、「都知事閣下と都民各位のために、もらっといてやる」と不遜 な発言をして注目を浴びたのも計算の上のパフォーマンスだったのかな、と思ってしま います そんな発言でもしなければ、中年で無職(まあ、本職は作家なのでしょうが)の男性が 注目されたりはしません さて、文芸書が売れない時代であるのはいまさら言及するまでもなく、著名な作家の 新作でも10万部を超える売上を記録する例は皆無と言えます。100万部以上を売る のは村上春樹ぐらいです 年に2回芥川賞の選考は行われるのですが、最近はどうにも有望な新人作家はおらず、 芥川賞の受賞作はそこそこ売れても第二弾以降はさっぱりというのが実情です 最近では西村賢太の「苦役列車」と吹真理子の「きことわ」が発売から注目を集め、印 刷部数が10万部を超えたそうですが、珍しくヒットした例です 過去には綿矢りさの芥川賞受賞作「蹴りたい背中」が127万部も売れ、社会現象とも 呼べるベストセラーが生まれたのですが、それに比べると何とも寂しい限りです 文藝春秋の3月特別号は芥川賞を受賞した田中慎弥と円城塔の作品が全文掲載され ていますので、興味のある方は購読してみてください (関連記事) 第146回芥川賞決定 受賞者会見へのおかしな批判 http://05448081.at.webry.info/201201/article_32.html 第146回芥川賞・直木賞候補作発表 http://05448081.at.webry.info/201201/article_11.html 芥川賞作家西村賢太のインタビュー 放言も味 http://05448081.at.webry.info/201108/article_29.html 芥川賞受賞作 朝吹真理子「きことわ」を読んで http://05448081.at.webry.info/201102/article_34.html 第145回芥川賞該当なし、直木賞は池井戸潤「下町ロケット」 http://05448081.at.webry.info/201107/article_30.html 第144回芥川賞決定 朝吹真理子と西村賢太 http://05448081.at.webry.info/201101/article_42.html 第144回芥川賞・直木賞の候補作発表 http://05448081.at.webry.info/201101/article_16.html 村上春樹はなぜ芥川賞が取れなかったのか? http://05448081.at.webry.info/201008/article_68.html |
| << 前記事(2012/02/10) | ブログのトップへ | 後記事(2012/02/11) >> |