夾竹桃日記

アクセスカウンタ

zoom RSS 作家森達也が光市母子殺害事件判決にイチャモン

<<   作成日時 : 2012/04/02 09:57   >>

トラックバック 0 / コメント 0

タイトルに「イチャモン」と付けたのは、作家にして映画監督である森達也の主張があま

りにバカバカしいためです

ダイヤモンド・オンラインに掲載されている「リアル共同幻想論」の中で、森達也は光市

母子殺害事件の判決やそれを支持する人たちにさまざまな疑問、反論を投げかけてい

ます。日本は言論の自由が保証されているのですからどのような意見を述べても良い

のですが、荒唐無稽な主張は笑われるだけです


リアル共同幻想論
http://diamond.jp/articles/-/16819


勝間和代のテレビ番組に出演した森達也が光市母子殺害事件の判決に疑問を表明し

たところ、多くの人から反論や罵倒を受けた体験について語り、そうした感情論に疑問

を投げかけている内容です

森達也が死刑廃止論を支持するのならそれでも構わないのです。しかし、森達也の主

張は筋道を外れ、ほとんど言いがかりに近い内容です

たとえば森達也は以下のように書いています


もしも遺族がまったくいない天涯孤独な人が殺されたとき、その犯人が受ける罰は、軽
くなってよいのだろうか。
死刑制度は被害者遺族のためにあるとするならば、そういうことになる。だって重罰を望
む遺族がいないのだから。ならば親戚や知人が多くいる政治家の命は、友人も親戚も
いないホームレスより尊いということになる。生涯を孤独に過ごして家族を持たなかった
人の命は、血縁や友人が多くいる艶福家や社交家の命より軽く扱われてよいということ
になる。親に捨てられて身寄りがない子どもの命は、普通の子どもよりも価値がないと
いうことになる。


遺族の処罰感情を尊重するのが死刑制度なら、遺族のいない孤独な犠牲者はまったく

顧みられないと森達也は主張するのですが、これは小学生並の屁理屈です

孤独な老人が殺害されたなら、遺族にかわって世間一般の人たちが厳罰を求めるくらい

の人情がこの国には備わっています

後半部分では殺害された夕夏ちゃんの頭部に損傷がなかったという解剖所見を挙げて、

「床に頭部を叩きつけて殺害した」との検察調書に疑問を提起し、「計画性や殺意がこう

してでっち上げられる」とさも重大な指摘をしているかのように書いています

殺害の経緯・方法など本人が事実を語らないのならば、検察側が推論を述べ、裁判所

が認定するしかありません。ですから森達也が鬼の首を取ったがごとく検察の論告の誤

りを指摘したところで、生後11ヶ月の夕夏ちゃんが無残にも殺害された事実に変わりは

ないのであり、犯人の残虐性が否定される要素は皆無です

そもそも一審、二審で犯罪事実を争点にしなかった被告と弁護団の側の問題であり、検

察の責任を指摘した気分になっている森達也の意図が不明です

死刑制度に問題があると言いたいのか、検察側の立証に問題があると言いたいのか、

メディアの報道姿勢に問題があると言いたいのか、死刑制度を支持する国民に問題があ

ると言いたいのか、はっきりしません

そして記事の文末では、「こうして虚偽の事実がメディアによって消費され、人々の意識

が変わり、制度が変わり、法が変わる。それによって損害を受けるのは、『被害者遺族

の身になれw』とか『自分の子供が殺されても同じことが言えるのか』などとネットに書き

こんでいるあなたかもしれない。」と、またもや何やら重要な真実を指摘した気になって

締めくくっているのですが、これもまた不可解な言い分です

上でも述べたように光市母子殺害事件そのものは虚偽ではなく、若い母親と幼いこど

もが残任な形で命を奪われた事実に変わりはないのです

被害者を殺害した方法に多少の違いがあったところで、事件そのものは否定できませ

ん。森達也が何にそこまで執着しているのか、文面からは伝わってこないのです

夕夏ちゃんが故殺されたのではなく、自然死だったとでも言いたいのでしょうか?

ならばはっきりとそう書くべきです

たとえ夕夏ちゃんが体調の急変によって死亡したとしても、母親が生きて側についてい

たなら死なずに済んだ可能性は残るわけであり、結果として犯人が2人の命を奪った

と言って間違いありません

(関連記事)
光市母子殺害事件で福田死刑囚が再審請求
http://05448081.at.webry.info/201210/article_43.html
勝間和代 死刑廃止を叫ぶ
http://05448081.at.webry.info/201207/article_12.html
光市母子殺害事件 最高裁も死刑判決支持
http://05448081.at.webry.info/201202/article_33.html
光市母子殺害事件を考える 最低の弁護団
http://05448081.at.webry.info/201202/article_34.html
光市母子殺害弁護団の賠償請求 最高裁が棄却
http://05448081.at.webry.info/201503/article_29.html
「光市母子殺害」弁護団批判 橋下知事が逆転勝訴
http://05448081.at.webry.info/201107/article_33.html
光市母子殺害事件被告の実名本発売
http://05448081.at.webry.info/200910/article_10.html
木曽川長良川連続リンチ殺人の少年被告3人に死刑判決
http://05448081.at.webry.info/201103/article_20.html
木曽川長良川連続リンチ殺人を考える 暴走する少年
http://05448081.at.webry.info/201103/article_23.html
木曽川長良川リンチ殺人を考える3 再審請求
http://05448081.at.webry.info/201104/article_29.html
4人を射殺した永山則夫を聖人視するメディア
http://05448081.at.webry.info/201011/article_26.html
死刑囚に感情移入する愚かさ
http://05448081.at.webry.info/200912/article_63.html
死刑囚の妻になりたがる女性
http://05448081.at.webry.info/200912/article_43.html
1年8ヶ月ぶりに3人の死刑が執行される
http://05448081.at.webry.info/201203/article_49.html
名張毒ぶどう酒事件 再審請求認めず
http://05448081.at.webry.info/201205/article_44.html
死刑執行 三島女子大生殺人の服部死刑囚
http://05448081.at.webry.info/201208/article_4.html
死刑囚からの手紙 月刊「創」の記事を考える1
http://05448081.at.webry.info/201304/article_20.html
死刑囚からの手紙 月刊「創」の記事を考える2
http://05448081.at.webry.info/201304/article_21.html
武富士強盗放火殺人の小林死刑囚 死刑執行
http://05448081.at.webry.info/201408/article_12.html
大阪心斎橋殺人を考える3 ようやく初公判
http://05448081.at.webry.info/201505/article_4.html
瀬戸内寂聴「人を殺したがるばかども」 死刑廃止宣言へのメッセージ
http://05448081.at.webry.info/201610/article_9.html
日弁連の「死刑廃止宣言」を称賛する新聞社
http://05448081.at.webry.info/201610/article_10.html

死刑 人は人を殺せる。でも人は、人を救いたいとも思う
朝日出版社
森達也

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 死刑 人は人を殺せる。でも人は、人を救いたいとも思う の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

作家森達也が光市母子殺害事件判決にイチャモン 夾竹桃日記/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる