夾竹桃日記

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zoom RSS 和歌山小5刺殺事件を考える6 事件から1年

<<   作成日時 : 2016/02/05 17:46   >>

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昨年2月、和歌山県紀の川市で森田都史君(小学5年生)が、近所に住む無職の

中村桜洲被告(23)に刃物で斬りつけられ殺害された事件の続報です

中村被告は精神鑑定を受けた後、刑事責任能力があるとして昨年7月に起訴さ

れていますが、公判前の争点整理手続きが長引いており、初公判には至らない

状態です

公判で事実認定を巡り激しい攻防を繰り広げなければならないほど複雑な事件

のようには見えないのですが、検察と弁護側で何を問題にしているのか、不明な

ままです

産経新聞に殺害された森田都史君の父親が手記を寄せていますので、引用させ

てもらいます


「中村被告や親族から、『悪かった』という気持ちが感じられない」。毎日出かける
たび、中村被告の家の前を通らなければならない。その度に悔しさと怒りが込み
上げる。
「裁判が終わって初めて一歩進む気がする。判決を都史に報告できるまで気持ち
は何も変わらない」とかみしめるように語った。

森田都史君の父親が公開したコメント全文は次の通り。
都史が亡くなってから1年になります。
私はまだ、都史が亡くなったという現実を受け入れられてはいません。都史を失っ
たときからずっと、今もなお、時間が止まったような感覚のままです。
私は毎日、祭壇の都史に話しかけています。都史が寂しい思いをしないよう、都史
の兄と一緒に、都史の祭壇の近くで寝ています。
家の中でふと物音がしたときには、都史が帰ってきたのかなと思い、「都史くんい
るの?」とその姿を探してみたりもします。
時間が経てば経つほど、幼いころからの都史のことを思い出します。都史が生まれ
たときの写真や幼稚園のときの写真もまとめて置いてあり、ときどき眺めては、写
真の中の都史と話をしています。都史の誕生日に撮影した、「としくん」というプレー
トを載せた大きなケーキの前で、嬉しそうにしている都史の写真もあります。
事件の後も、都史のためにケーキを用意して、誕生日パーティーをしました。そして
いつも都史と一緒にいられるようにと、運転免許証のケースにも都史の写真を入れ
て、肌身離さず持ち歩いています。
事件当日のことは、まだ鮮明に覚えています。病院で横たわる都史の手を握り、そ
の手がだんだん冷たくなっていったときには、都史がだんだん私から遠ざかってい
ってしまうと実感し、私の身が引き裂かれるような思いでした。今も、この思いは変
わっていません。今も、このときの都史の手の感触が、私の手の中にそのまま残
っています。
都史は今年の春、小学校を卒業するはずでした。都史が頑張った証として、卒業
証書を持たせてやりたかった。どうしてまだ小さな都史が、このような形で将来を奪
われなくてはいけなかったのでしょうか。
都史が亡くなってもう1年になりますが、私のこの悔しさや悲しみは、少しも癒され
ることはありません。 (原文のママ)


刑事裁判は別にして、中村被告の親は被害者遺族への謝罪すらしていないのでし

ょうか。謝罪は裁判が終わってから、と考えているのか、それとも謝罪する気すらな

いのでしょうか?

「息子が勝手に起こした事件であり、親に責任はない」との考えなのかもしれません

中村被告の父親は高野山大学の教授で、仏教学者です。人の命を奪う行為は仏道

にも反するのに、もし放置しているのなら、この人物の説く仏道とはいったい何なの

でしょう

さて、親の態度はともかく、先に述べたように中村被告の争点整理手続きが長引く

理由がどこにあるのか、気になります

最大の理由は、「中村被告が森田君殺害を認めたものの、犯行について具体的な

供述が得られていない」という点にあるのかもしれません

中村被告が所持していた刃物から、森田君と同じ血液型の血痕が検出されており、

それはそれで有力な証拠になります。しかし、犯行現場を目撃した人はおらず、2人

の間で何があって殺害に至ったのか、どのような手段、方法で殺害したのかについ

ては中村被告しか知らないのであり、具体的な供述が得られていないのならば、そ

の状況について、裁判の場で攻防が繰り広げられるはずです。長い裁判になるのは

避けられません

また、過去の報道では警察の尋問に対し、曖昧な供述を繰り返しているとか、突然

机の上に立ち上がるなど、奇矯な行動が観られると書かれていました

精神障害はないとの鑑定結果を信用するとして、この異常な行動は不満・不服によ

り自己統制ができない証しなのではないか、と推測します

親や教師に叱られた際、不貞腐れたり大声で叫んだり、その場から逃げ出したりと

いった衝動的な行動に走るこどもがいます。中村被告も情緒面のコントロールが未

熟で、場に即した行動ができないタイプではないか、と推測します(ですから、こうし

た振る舞い自体、精神障害というわけではありません)

ですから、弁護側は中村被告の情緒障害などを指摘し、精神障害ではないものの

行動面に問題があったと主張して争う可能性が考えられます

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