夾竹桃日記

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zoom RSS 流行語大賞「日本死ね」を巡る騒動

<<   作成日時 : 2016/12/11 06:45   >>

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恒例の「ユーキャン新語・流行語大賞」は、その年の世相を反映したものだとは

いえども、真に「流行」とは認めがたい言葉が選ばれたりします

元審査員であった鳥越俊太郎が説明するところ、「表彰式に当人、または関係

者が出席するのが賞を与える基準」なのだそうで、事情により関係者が出席で

きない「流行語」は賞の対象外になるとされます

昨年の「トリプルスリー」(プロ野球の三冠王を指す)も、ラグビーの五郎丸選手

が大賞候補であったものの表彰式に出席できない事情から、替わりに選ばれ

たと鳥越俊太郎が述べています

さて、今年は「保育園落ちた日本死ね」が流行語大賞の候補としてエントリーさ

れたため、これを巡りあちらこちらで賛成派、反対派が入り乱れて論争が起き

ました。ダイヤモンドオンライン掲載の記事がこの論争を取り上げていますの

で、紹介します。元記事は長文なので、一部のみ引用します。全文を読みたい

方は、ダイヤモンドオンラインにアクセス願います


流行語大賞「保育園落ちた日本死ね」トップ10入りで大論争
http://diamond.jp/articles/-/110783
(前略)
正しい日本語と新語・造語のコントラストが面白いが、今年ベストテンにランク
インした「保育園落ちた日本死ね」をめぐっても、はたしてこの言葉が流行語に
ふさわしいのか否かで論争が起きている。白黒をつけるかのように、“日本死
ね”で意見が真っ二つに分かれているのである。
授賞式には、収支報告書に地球五周分にも相当するガソリン代(プリカ一〇五
回購入分)を計上した理由をいまだ説明をしていない……、もとい、「保育園落
ちた日本死ね」と書かれたブログを国会で取り上げた民進党の山尾志桜里・前
政調会長が出席した。
「この言葉を『私と私の仲間が』という優しい言葉にくるんで、そして、後押しして
くれた女性たちに代わって、この賞を受け取らせていただきます」
だそうだ。
最近、民進党議員の間で不気味なポエムをフェイスブックに投稿するのが流行
っているみたいなのだが、その影響をもろに受けているようだ。どんなに優しい
言葉でくるんでも“死ね”なんて言葉は使っちゃいけないのに。その山尾議員を
前原誠司議員がツイッターで賞賛した。
〈山尾志桜里さん、新語・流行語大賞トップ10入り、おめでとうございます。「日
本死ね」という言葉の是非、また一つのネットを取り上げて普遍化するのは如
何かという意見もありましたが、多くの国民の思いをリサーチした上での山尾さ
んの国会での追及と伝播。それが評価されたのだと思います〉(12月1日)
蓮舫氏を党首に選出した時点で民進党の終焉はほぼ確定したが、その蓮舫氏
と党首選を戦った前原議員からしてこんなツイートをしているようでは民進党は
本当に終わりだ。
政治家というのは日本をよりよい方向に導く役割を担った人たちであるはずな
のに、満面の笑みを浮かべて“日本死ね”と喜ぶ愚か者たちに、この先、良識あ
る有権者は票を投じることはしないだろう。日本死ねと言われたら激高し、ふざ
けるなと言い返すのが日本の、日本人の政治家ではないのか。
それ以前に、“死ね”という言葉がもたらす嫌悪感や忌避感を、どうやら前原議
員も山尾議員も民進党もわかっていないようだ。本来なら、こんな授賞式は辞
退すべきではないかと私は思う。だが、辞退すべきところを辞退せず、また、誰
も山尾議員に“辞退しろ”と言えない政党は、本当に終わりだ。
(中略)
ネットで話題になったのが、つるの発言を批判する元SEALDsのラッパーくん
のツイートだ。
〈心底ムカつくわこういうやつ。汚いのはその薄い偽善だろ。頭使えよ〉
〈「日本死ね」の何が悪いんだ。少しネットひらけばマイノリティーへのヘイトスピ
ーチで溢れ、貧困な人たちを叩き、息をするように女性を差別して、憲法違反し
て、中国の危機がとか言いながら中国兵守りに南スーダンに自衛隊送って、原
発再稼働して、クソくらえなんだよこんな国は。めちゃくちゃだろ〉
〈この日本国の惨劇を日本人として恥ずかしいと思えないのならてめえが日本
人をやめろや(後略)〉(12月4日、いずれも元SEALDsメンバーのツイートより)
こういう罵倒ができるから“死ね”という表現にも寛容になれるのかもしれない。
(以下、略)


長文の記事のため、全文は引用できませんがなかなか目配りの効いた内容

であり、さまざまな方面の「日本死ね」擁護派の発言を引用しており、読むにし

たがいじわじわと笑いがこみ上げてきます

秀逸なのは社会学者古市憲寿の擁護発言「人格攻撃でもなく、あくまでも比喩

としての『死ね』と、具体的な他者や人格を貶めるために使う『死ね』は全然違う

よ。しかも、他にどうしようもなく、そうするしかない悲痛な叫びとしての『日本死

ね』でしょ」を扱った部分です。古市憲寿は比喩としての「日本死ね」は許容され

るべきと主張したため、彼のツイッターには「古市死ね」の書き込みが殺到した

のだとか。もちろん「古市死ね」は人格攻撃としての「死ね」ではなく、比喩として

の「死ね」という意味なのでしょう(皮肉です)

それにしても元SEALDsの汚い発言は群を抜いており、こうして他人を罵倒す

るしかできない愚かな若者を持ち上げ、称賛してきた老人たち(朝日新聞や毎

日新聞などの記者、幹部と共産党や民進党の政治家を含む)こそ、猛省しても

らいたいところです。まあ、決して反省などしないと分かっていますが

元SEALDsの思考は、「自分たちの考えに賛同しない連中はすべて敵。敵に

対してはどんな攻撃も許される」といった左翼武闘派並みのものであり、他人

を罵倒するのは正当な行為と誇るところが異様であり、異常です

そこには対話など存在せず、相手を全否定するからこその「死ね」しかないわ

けで…

以上の「日本死ね」論争を俯瞰すれば、これはこれで今年の世相を反映してい

るのだな、と妙に納得してしまいました

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