電話番号がおぼえられない

タイトルに書きましたが、電話番号をおぼえられません

自宅の電話番号さえ思い出せず、メモを探したりします。もちろん、携帯電話の

番号も記憶していません

世の中には、「あいつ携帯の番号は・・・」と言いつつ、ピピピとボタンを押してし

まう記憶の達人みたいな人がいます

いったい何件くらいの電話番号を記憶しているのだろうか、と感心します

さて、自分が電話番号を記憶できないのは「記憶障害」とか、そんな症状ではあ

りません

心の奥に、「電話番号なんていちいちおぼえてられるか」という自分勝手な理屈

が居座っているためです。つまり心理的な抵抗が記憶を妨げている(さぼってい

ると言うべきかもしれません)わけです

現に電話番号より重要な、銀行のキャッシュカードの暗証番号はしっかり記憶し

ています

電話番号をおぼえるために必要なのは「記憶術」のハウツー本ではなく、自分の

心理的な抵抗を除去する手段です

こどもの頃、掛け算の九九を暗誦させられた経験をもっていると思います

「何でこんなものおぼえなきゃならないんだ」と屁理屈をこねるこどもは、九九を

なかなかおぼえられません

記憶の話から脇道にそれますが、スポーツ選手の場合はプレッシャーや不安と

いった要素(これも抵抗の一種だと言えます)が成績に反映します

「失敗したらどうしよう」という不安が体の動きを制限してしまい、実力からは程遠

い結果に終わる姿をしばしば見るわけです

ところが、バルセロナオリンピックの競泳女子200メートル平泳ぎの岩崎恭子の

ように不安やおそれから切り離された状態(無心と表現されます)では、おどろく

ような結果を出す場合があります。当時14歳の彼女はプレッシャーを感じること

もなく、のびのびと泳げたのだろうと推測します

その後も水泳競技を続けた岩崎は筋力もアップしたはずですが、あの泳ぎを取

り戻すことはできませんでした。金メダリストという重圧に苦しんだのでしょう