「涼宮ハルヒの憂鬱」の憂鬱

ライトノベルの人気シリーズであることは承知の方も多いと思います
先日はアニメーション第二期の話をしましたが、今回は小説の方です
シリーズ新作「涼宮ハルヒの驚愕」の発売は延期されたまま、続報もなく経過しています
さまざまな憶測が飛び交っていますが、作者の「書き上げた」という言を信じるなら発売されない理由は何でしょう?
シリーズを完結させたい作者の思惑と、人気シリーズをこのまま売り続けたい出版社側の思惑がぶつかり、対立しているのでしょうか
真相は不明ですが、シリーズが進むにつれある種の行き詰まりに陥っているのは事実で、それがシリーズを書き続けるのを困難にしているとも考えられます
主人公涼宮ハルヒは世界を改変してしまう超絶にして不可思議な能力の持ち主ですが、本人はそれを自覚していません
彼女の周りにいる超能力者、宇宙人、未来人たちは涼宮ハルヒの能力を承知しており、彼女による世界改変が起きないよう右往左往するストーリーです
話は主人公涼宮ハルヒを中心にした日常部分と、彼女を抜きに宇宙人や未来人が改変された世界を修復しようと悪戦苦闘する部分が折り重なって進行します
シリーズが進むにつれて涼宮ハルヒの関わる部分が減り、もっぱら彼女抜きで宇宙人たちが活躍する部分の比重が高くなってきました。このままでは涼宮ハルヒ抜きで物語が進行するかもしれない、という状態に陥っています
本来、メインである人物中心に話を展開させるところを、サブキャラにスポットを当てすぎ、そちらへ傾きすぎた結果です
同人の二次創作なら、「こんな話があっても面白いだろう」というサイドストーリーですむわけですが、本編自体がサイドストーリー化しかけているところに問題があります
シリーズの中の「無人島症候群」では涼宮ハルヒの役割と脇役たちの役割がほどよくかみ合い、バランスを保っていました
しかし、それ以降はしだいにバランスが崩れ危ういものになっていきます
シリーズを継続するのであれば、このバランスを是正するべきだろうと思います
小説の方に興味をもたれた方は、熱心に語り合っているサイトがいくつもあるので足を運んでみてください
たとえばこんなところです 

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面白いけど・・・ここ ...
長門さん最高このシリ ...
今更ですが読んだ後に ...
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