緊張して人の前であがってしまう経験

誰にでも経験があると思います

学校の授業で先生から当てられたものの、答えられず悔しい思いをしたり

恥ずかしさで顔が真っ赤になったり、という経験です

あるいは会社の会議で何か報告をする役割を任されたものの、緊張して思

うようにしゃべれずしどろどろになってしまった経験

人間は一度、二度こうした経験をすると、「自分は人前に立つのが苦手なん

だ」と思い込んでしまい、ますます緊張して失敗を重ねるようになってしまい

ます

人間は過去の記憶をかなりの量、保持しているけども普段はそれを思い出

すことはないのだと脳科学者は説明しています

過去の失敗、恥ずかしい体験などなどを忘れる(精神分析では抑圧すると

考えますが)ことで、日常生活に支障がないようにする仕組みが働いている

のだと考えられています

人前であがらない方法に関しては書店に関連した本が幾つも並んでおり、そ

れだけ売れるということはあがったり、緊張することを気にしている人が多い

のでしょう

神経症という症状を説明する際には、この人前での緊張や赤面、パニックを

引き合いに出して説明すると納得していただける場合が多いようです

さまざまな対処方法があるとはいえ、いつでもどんな状況でもあがらずに人

の前に立てるか、と訊ねられるとこれはなかなか難しいのです

自分も学会の研究発表で予定稿の半分も話していないのに持ち時間が残

り少なくなり、あわてて話をまとめにかかって支離滅裂の大失敗をやらかし

た苦い経験があります(冷や汗)

いまでもときどき夢に見るくらいです

ただそんな失敗をしても、「それで命を失うわけじゃないし、どうってことはな

い」と開き直り、くよくよしない方がよいのだと実感しました

くりかえし失敗の経験を夢に見るのは、無意識の中であの失敗をいまだに

悔やみ嘆き、許せないとの思いがあるからなのでしょうが、それはそれとして

受け入れ、「自分への戒め」だと受け止めています