記事「日本のマンガ、実は世界でウケてない」への反論

週刊SPA!が日本の漫画やアニメは海外で売れていない、との記事を掲載しています


いちいち反論するのもアレですが、気になったので取り上げます

ヨーロッパにおける日本アニメ映画の観客動員ランキングだが、歴代1位の『ゲド戦記』ですら、わずか33万人である。日本国内で約600万人を動員したメジャータイトルがこの有様。当然、2位以下ともなれば目を背けたくなる死屍累々ぶりで、日本国内で1500万人を動員した『ハウルの動く城』など、EU加盟国(人口約4億9500万人)での動員がたった1万人なのである。

この指摘はその通りなのでしょうが、アニメーションを見る人たちが映画館へせっせと足を運ぶわけではありません
ヨーロッパで劇場版の長編アニメーションが上映される映画館は数が限られるので、わざわざ出向くのはよほどのマニアだけです。したがって観客動員数が少ない=日本のアニメーションは人気がない、という論法は成り立ちません
ならばDVDを買って見るのかという話になりますが、これも断定的なことは言えません
アニメーションはケーブルテレビで放映されていたり、インターネットで見れるのですから
売り上げと人気がピタリと一致するわけではありません
こうした記事を書くなら、ヨーロッパのケーブルテレビや地上波放送での日本製アニメーションの視聴率を調べたり、Youtubeでの視聴回数を調べるべきでしょう
映画の観客動員数やDVDの売り上げだけが人気を計る指標ではありません
そんな一部のデータだけを振りかざして得意げに語るのは失笑ものです
前にも述べましたが、インターネットにあるアニメーションのフォーラムを見れば、海外のアニメーションファンの熱い会話に触れられられます。アメリカのAmazonで日本製アニメーションのDVDのレビューを読むという手もあります

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