「勝間和代を目指さない幸せ」

相変わらず一部では公認会計士勝間和代が人気のようです
毎日新聞のウェッブサイトには「クロストーク」と題し、勝間和代の提言について賛否を書き込む交流の場がありますが、基本的には賛成か反対かの二元論に陥っており、建設的な議論がなされているようには感じられません
これはウェッブサイトのあり方に原因があるのではなく、勝間和代の発言や著作にある「賛成か反対か」、「イエスかノーか」、「成功か失敗か」、「努力するか努力しないか」といった二元論的思考が問題なのだろうと思います
人生は「勝ち組」と「負け組」に二分できるものではなく、その中間に位置する人が大多数を占めます
同じように、一つの政策も「賛成か反対か」を論じるだけでは道が開けません。政策の微調整、妥協、譲歩が必要であり、その働きをするのが政治です
「イエスかノーか」だけでは物事は解決できないのです
こうした勝間和代に代表される「自己啓発」系は、上記のような単純な二元論思考に陥りがちであり、視野が極めて狭くなります(反対意見を認めない独善的な主張になってしまうため)
さて、表題ですが、J-castニュースが「勝間和代を目指さないほうが幸せ」と説いた本も登場し、30万部を突破するベストセラーになっている」と記事にしています


著者である香山リカに関しては昔、「テクノスタルジア」や「自転車旅行主義」の2冊を大変面白く読んだのですが、その後はすっかり左翼系文化人になってしまったので最近の著作はまったく読んでいません
成功を目指し、自分のキャリアを築き上げて行こうという「ポジティブ思考」を頭ごなしに否定するつもりはありませんが、会社の中で出世競争に命を削ったところでたかが知れています。あるいは公認会計士になって独立・起業するのが幸せであるとは限りません
人生は「勝ち組」になるための競争ではありませんし、より多くの収入を得るための競争でもなく、他人より高い地位に納まるための競争でもありません
人生は限られた生(時間)を楽しむためにあると思うのですが、どうでしょうか?

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