北朝鮮が日本のロケット打ち上げを非難

お約束と言うか、今になって北朝鮮は日本のH2Bロケットによる無人輸送船打ち上

げを非難する声明を出しました
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009092200296

「日本の宇宙兵器システムの開発策動が大型化段階でさらに本格的に推進されてい

ることを示す極めて危険な事態」なのだそうです

国際宇宙ステーションに物資を輸送するビークルの開発がなぜ、軍事大国化を目指

す策動なのか説明してもらいたいところですが、その気はないのでしょう

よくもまあこれだけトンチンカンな声明を堂々と出せるものだと呆れます

公衆の面前で自分がどれだけ愚か者であるか大声で叫びまくるくらい恥ずかしい行

為なのですが、北朝鮮には決してそのような自覚はありません

日本の無人輸送船開発は国際宇宙ステーション計画の一環として実施されたもので

あり、国際公約です。弾道ミサイルを発射して周辺諸国を恫喝しようとする北朝鮮の

軍事的策動とはまったく別物です

北朝鮮は人工衛星の発射だと主張していますが、ならばなぜ打ち上げの前に人工衛

星本体を公開しなかったのでしょうか?

人工衛星の打ち上げだと主張するなら衛星を公開すべきです。さらに人工衛星がど

の軌道を回っているのか公表すべきです

北朝鮮は人工衛星の打ち上げに成功したと繰り返していますが、どの軌道を回って

いるのかいまだに明らかにしていません。高度な衛星追跡能力を持つアメリカやロシ

アでさえ、北朝鮮の衛星らしきものは確認できないと述べています

一方、日本のロケット打ち上げは報道関係者や欧米の宇宙開発担当者に公開した

状況で行われており、非難される点はまったくありません

H2Bを弾道ミサイルだと見なすのなら見当違いもはなはだしく、よほど頭が悪いので

しょう。

液体水素や液体酸素を使うH2AやH2Bは燃料を充填したまま待機させておくことは

不可能なので軍事には向きません。即時発射可能な固体燃料ロケットの方が弾道ミ

サイルに適しています

軍事的な技術論に関しては門外漢なので言及しませんが、費用対効果を考えるなら

もっと低価なミサイルを開発して使えばよいのであって、1基90億円もする大型ロケ

ットをミサイルに使ったりはしません