アメリカの連続殺人 捜査・介入が後手回ると

アメリカのオハイオ州で性犯罪歴のある男性の自宅から10人もの遺体が発見される事件がありました
数年前に異臭騒ぎがあったものの、それが遺体の腐敗臭であるとは断定されずうやむやにされてしまったため、事件の発覚が遅れてしまったようです


米オハイオ(Ohio)州クリーブランド(Cleveland)で前週、強姦(ごうかん)罪で服役歴のある男の自宅から計10人の遺体が見つかった事件で、約2年半前に近所の住民らから悪臭がするとの苦情が当局に寄せられていたにもかかわらず、付近にあるソーセージ加工工場の臭いだとして片付けられていたことが明らかになった。
この事件は、前月29日、アンソニー・ソーウェル(Anthony Sowell)容疑者の自宅や庭から最初に6遺体が、次に4遺体が相次いで発見されたもの。その後、頭蓋骨1つが発見され、被害者数は11人である可能性が浮上している。警察は31日にソーウェル容疑者を逮捕し、現在、これらの遺体に関連した一連の連続殺人事件について捜査が行われている。
ソーウェル容疑者は、1989年の強姦事件で有罪判決を受け服役、2005年に釈放され、クリーブランドの自宅に戻ってきていた。
地元市議会のザック・リード(Zack Reed)議員によると、同市の事務所は約2年半前、ソーウェル容疑者の近所の住民から悪臭に関する苦情を受け、地元の公衆衛生当局に連絡していた。
リード議員は、苦情が事件の早期発見に繋がっていれば一部の殺人は防げた可能性があると指摘。 「公衆衛生当局は死体の臭いと動物の肉の臭いをきちんと区別すべきだった」と述べ、当時の経緯について独自調査を強く求めていく方針を表明した。
(AFPの記事から引用)


当ブログでは家庭内での児童虐待については前に何度か取り上げました。周囲が虐待を察知しながらも介入が遅れたため、こどもが死亡するという痛ましい事件が日本各地で発生しています
日本各地で同様の事件が発生しているにも関わらず、逆切れして食ってかかる親権者をおそれてか、行政機関や警察は積極的に介入したり捜査しようする姿勢が欠けます。警察や行政機関がミスをすれば、鬼の首を取ったようにこれを攻撃する我々国民の側にも責任はあるわけですが
さて、今回のアメリカの事件の場合はどうだったのでしょうか?
性犯罪の前科があるからといって、「異臭がする」との苦情だけでは警察も強制的な捜査に踏み切れなかったのかもしれません
被害の拡大を阻止するためにも、早期の介入・捜査が不可欠なのですが
2002年にカナダのバンクーバーで発覚した連続殺人では、実に49人も殺されています。事件が発覚し、逮捕されなければさらに犠牲者の数は増えていたでしょう


繰り返し述べますが、犯人を逮捕するしかその行動を阻止する手段はありません
そのために公権力が付託されているのですから、行政機関や警察は己の職責を十分に自覚してもらわなければ困ります
日本でも結婚詐欺で次々と男性が不審死する事件が起きています。もっと早い段階で警察が介入できなかったのか、と思います

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