何でも話せるカウンセラー男 独女通信

再び独女通信からネタをひっぱってきました

「何でも話せるカウンセラー男は都市伝説か?」という記事をアップしています
http://news.livedoor.com/article/detail/4446634/

要するに「下心なしで親身に話を聞いてくれる男が身近にいるか」という話です

ですが、結論を先に書けば彼女達が求めているのは「何でも話せる男」でもなけれ

ば、「親身になって相談できる男」でもありません

そもそも、彼女が語ろうとしている話自体にさしたる重要さはないのです

トラブルや失敗、アクシデントに見舞われ傷ついた自我を「どうにかしてちょうだい」

と要求しているのであって、愚痴を聞いてもらうのが本当の狙いではありません

愚痴を聞いてもらって心が軽くなるというのは一種のカタルシスであり、それは精神

分析やカウンセリングの根底にある「効果」ではありますが、精神分析やカウンセリ

ングはカタルシスを与えるためだけの技法ではありません

女性にとって自分の話しかしない男に魅力を感じないように、自分の話しかしない女

というのも男性にとっては何の魅力もありません

どのような態度、姿勢、応対を示そうが、上記のように「傷ついた自我」を支え・補修

してもらえない限り、自分(自分の欲求)を承認してもらえない限り、不満は残ります

ですから話を聞くだけでは決して相手を満足させられるはずはないのです

要するに話を聞くには技術が必要ですし、訓練も必要です(その辺を技術の習得も

訓練もなしに絶妙な感覚でこなせる素人も存在するのは確かですが・・・)

そして何より、話を聞くだけでなく相手が何を望み、期待しているかを洞察する能力

が求めらわけです

しかし、記事の末文、「カウンセラー男が結婚相手になるのはまた別の話だが、親身

になってくれる男友達がいたら、少しだけ恋の期待をしてしまいそうだ……」には苦笑

してしまいます

「下心なしで話を聞いてくれる男」を求めている振りをして実は恋愛対象となる男を求

めているんかい、と突っ込むしかありません


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