ニューヨークのオタクを見て思う

ニューヨークでの日本アニメ・漫画関連イベントをテレビが紹介しています


3日での観客動員数からすれば規模はまだまだ小さく、番組の中で強調しているほど

の「ブーム」ではないようにも思えますが

それでも人数に比べて「濃い人」たちが集まっているため、イベントとしては盛り上がっ

たのでしょう

当ブログでは日本のアニメーションや漫画が海外でどのように受け止められているか、

繰り返し取り上げてきました。何より自分自身が関心・興味を抱いているからです

さて、前に「日本のアニメーションの売り上げが減少し、衰退に向かっている」という趣

旨の韓国メディアの報道を取り上げました

記事への反論として、全体の売り上げは減少しているかもしれないが、個別に見れば

ヒット作もいろいろあり、衰退とは断言できるような状態ではないと書きました(日本の

アニメーションが衰退してほしい、というのは韓国メディアの願望)

しかし、国家の基本戦略として文化政策が不在である現状は変わりません。「そんなも

の必要ない」との声もありますが、10年先、20年先を考えた人材の育成や投資を怠

ればどのような産業も衰退します

かつては欧米に追いつけ、追い越せとの目標でやってこれたのですが、これからはそ

うはいきません。追いかける目標やモデルが存在しない中を、日本は手探りで進まな

ければならないからです

ハリウッドは映画産業に関わる多くの人員の雇用を維持するため、映画を作り続ける

必要に迫られています。ヒットが見込めない映画であっても撮影所を稼動させ、映画館

のスクリーンを埋めるため映画を撮り続けなければなりません

同じように日本も漫画雑誌のページを埋めるため、アニメーションの放送枠を埋めるた

め、漫画やアニメーションの制作を続けている状況です

少子化、高齢化が進行する中で、日本の国内市場は縮小してゆくでしょう

これまでは国内市場で商売をしてきたため、輸出を前提にマンガを描いたり、アニメー

ションを制作してこなかったのですが、この先は輸出も念頭にした取り組みを考える必

要があります

日本ではギャグで通用するホモやヤオイネタも、外国では規制の対象であったりします

こうした基準は国ごとに異なるため、きめ細かな配慮が必要とされます

一歩間違えば児童ポルノ扱いされ、流通が禁止されるのです

従来のような「面白ければ何でもあり」というわけにはいきません

「輸出のために作風を変えたり、ストーリーを改変するのか」と言われるかもしれません

が、業界が存続するにはそうした工夫も必要になってきます

安易なシモネタやヤオイネタでウケを狙うような真似をしなくても、面白い作品はつくれ

るはずですから

来年はアニメション「銀魂」の「紅桜編」が劇場版として公開される予定だと発表されまし

た。「銀魂」には「紅桜編」や「動乱編」など見ごたえのあるものが多いのですが、一方で

箸休め的なグダグダのバラエティ番組をパクったようなものや、シモネタまみれの放送

回もあって賛否が分かれるところです

作り手の側からすれば毎回、シリアスなストーリーなどやっていられないのでしょうが

せっかくの題材、キャラがそろっているのですから、もっと大事に使えばよいものを、と

思ってしまいます

原作者の気力、体力を温存させ、大事に使えばあと5年くらい稼げるかもしれません

目先の利益を当てに粗製濫造に走り、原作者の気力が尽きてしまえばそれまでです

ビジネスとして長期的な展望を描き、大事に使うべきでしょう


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