中国政府 映画「アバター」上映中止決定

報道によれば、中国で現在公開中の映画「アバター」について政府が上映を今週で打

ち切れ、と指示したそうです
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20100120/frn1001201246000-n2.htm

記事には上映を打ち切る理由として、国産映画である「孔子」の上映を後押しするため

であるとか、「(アバターの内容が)中国国内で農地強制収用への反発をあおる」可能

性があるためと説明していますが、釈然としません

もちろん中国ではどのような映画を国民に見せるか、見せないかは政府が検閲をした

上で決定します。中国共産党独裁体制にとって都合の悪いものは見せないのです

つまりそれだけ自分たちの統治に自信がないのでしょう

国民を西側の情報から切り離し、「中国共産党の統治は素晴らしい。西側国家は問題

だらけの差別社会」だと国民を洗脳し続けなければ権力を維持できないわけです

当然、インターネットにも規制をかけており、中国国内からたとえばアメリカのABCやF

OXなどのニュースサイトにはアクセスできません

13億の国民を愚民状態にしておかないと国を統治できないというのは情けない話です

そして今度は映画「孔子」で中国礼賛のプロパガンダに乗り出すつもりなのでしょう

当ブログで繰り返し述べてきましたが、中国は文化大革命と称して孔子を祭った廟所

を破壊し、儒学関係の書籍を焼き払い、儒学者を殺害したり自殺に追い込むなどして

徹底的に破壊しました。「中国社会にはびこる因習・旧弊を一掃するため」と称して

中国が近代化で西側に遅れをとったのは孔子らの儒学思想のせい、と言うわけです

そうやって科学的社会主義の理想的国家建設に邁進してきたのですが、社会の腐敗

やモラル欠如があまりにひどいため「人々に倫理を学ばせる必要がある」として、再び

孔子を持ち出そうとしているのです

中国共産党の身勝手な振る舞いに、孔子も地下で苦い顔をしていると思われます

文化大革命十年史 (上) (岩波現代文庫―学術)
岩波書店
厳 家祺

ユーザレビュー:
文革の本質を鋭く追求 ...
文化大革命の本質は権 ...
amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ商品ポータルで情報を見る