中国産ドラマが売れないのは「日本が悪いから」と批判2

前回取り上げたドラマの話の続きです


中国産のドラマがそれほど優れたものかどうか、検討したいと思います


これがレコードチャイナの記事にある中国でヒットしたドラマ「生死線」そのものなのかよくわかりませんが、動画を見ればそのありえない演出にびっくりします
暗殺に出かける男が自宅で迷彩服を着て、むき出しのライフルを肩に担ぎいで外へ出ます。近所の人に見つかれば間違いなく警察に通報されるでしょう
また、そんな怪しい風体で車を走ら、狙撃場所へ向かうのにも失笑するしかありません
ライフルをベッドの下にむき出しのまま隠しているのにも笑ってしまいます。ほこりを被らないようケースに格納しておくはずですが。単にライフルを見せびらかしただけの演出のようです
狙撃の前に双眼鏡など使い周囲の様子をチェックするという用心さもなく、無造作に発砲して笑う演技にも呆れてしまいます


続いてドラマ「潜伏」ですが、政治指導者と見られる人物が大きな机を前にふんぞり返っている姿が強調されます。政治指導者とはそうしたものだ、という前提なのでしょうが陳腐な演出です
ドラマの舞台がどこなのか、これではテロップで「重慶」としても「上海」としても、「北京」としても一緒です。そうしたきめ細やかな演出はまったく期待できません
物語を先へ先へと進めることを重視しているのか、登場人物たちの演技は軽視されているように見えてしまいます
調べたところこのドラマは、「上司は信頼しても部下は信頼するな」などという処世訓がちりばめられており、それが現代中国の視聴者にウケたのがヒットの要因だったそうです。それをとやかく言うつもりはありませんが、「このドラマは面白いから、日本で放送しろ」と言われても首を縦に振る気にはなれません
日本では台本が出来上がると演出家がストップウォッチ片手に秒単位で役者の動きを決め、演技のプランを練り上げます
韓国では台本が出来上がるのは撮影当日で、そのまま撮影に入るのが慣行のため綿密な演出のプランなど存在しません。場当たり的に撮るのが当たり前になっています
中国のドラマも演出のためコンテを切ったりはしないのでしょう

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共同通信社

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