「アメリカの火星有人探査に慌てる日本」と書く中国メディア

日本新華僑報の蒋豊編集長といえば事実誤認の変な記事を書いているジャーナリストです。今回もまた妙な記事を書いています
アメリカのオバマ大統領が火星への有人探査計画を打ち出したため、日本は嫉妬と焦りを感じている、との記事です


まず蒋豊は日本の宇宙計画をまったく調べもせず、理解もしていません
日本は有人飛行をやらない方針を決めている事実を知らず、憶測だけで記事を書いているのです
日本は中国のように国威発揚目的で有人宇宙船を打ち上げたりしません
有人飛行はNASAに委託し、費用を負担した上で宇宙飛行士を養成しスペースシャトルに搭乗させる方針で取り組んでいます
日本単独で有人宇宙船を飛ばすのは技術的に可能ですが、費用がかかりすぎるためと、万が一事故が発生し人命が失われた場合を考慮し、実行しないのです
中国人には理解できないのでしょう。国威発揚のためなら、宇宙飛行士が何人死んでも構わないと考える連中ですから
確かに日本の火星探査機「のぞみ」は失敗に終わりましたが、現在に至るまで日本が何もしていなかったわけではありません
月探査機「かぐや」の運用に成功し、6月には小惑星探査機「はやぶさ」が地球に帰還する予定です。金星探査機を打ち上げるため準備を進めてもいます
他にも高速通信衛星の運用や、詳細な地形データを収集する陸域観測衛星「だいち」の運用と、着実に実績を積み重ねて現在に至っています
日本が火星に探査機を送らないのは、「他の国がやっているから二番煎じではインパクトがないし。どうせやるなら他の国がやっていないものを」と考えているためです
次の日本の狙いは月面に探査ロボットを送り込むことでしょうか
中国は月に宇宙飛行士を送り込むと宣言していますが、日本は高性能の探査ロボットを送り込み、その技術力をいかんなく発揮するものと期待されます
月に人間を送り込むにはそれだけ大きな宇宙船が必要となります。しかし、ロボットなら空気で満たされた船室は不要ですから、宇宙船もコンパクトに設計できます
中国は国威発揚のため月に宇宙飛行士を送り込みたいのでしょうが、日本が科学観測のためロボットを送り込んでデータ収集に当たらせるわけです
こうした姿勢の違いは、どれだけ説明しても中国人には理解できないのでしょう
中国は今年、ロシアと共同で火星探査機を打ち上げる予定でしたが探査機の開発が間に合わず、断念しました
アメリカの火星有人探査計画を知って焦りと嫉妬にかられているのは中国人の方ではないか、と思います
中国長征ロケット打ち上げ失敗の衝撃映像。ロケットが打ち上げに失敗して街に落下し、多くの人命が失われる大惨事となりました


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