秋葉原17人殺傷事件を考える1 長引く裁判の狙い

平成20年6月8日東京・秋葉原で起きた無差別大量殺人の裁判が長引いています
加藤智大被告は17人もの無関係な人を次々と殺傷して起訴されているのですが、犯行の事実は認めているものの、弁護側は責任能力について争う構えであり、証人の供述調書にも異議を唱えています
そのため公判は長引き、報道も膨大な量になってきました。産経新聞は報道ライブと称して後半の模様を記事にしていますが、以下のとおり膨れ上がっています


産経新聞の記事には、「現在のところ事件の公判は20回以上の期日が指定され、計40人以上の証人が出廷することになっている。それは、被害者や関係者の調書の一部を弁護側が不同意にしたため、多くの関係者に法廷での証言を求めざるを得なくなったからだ。こうした弁護側の戦術には一部から批判の声がある」と書いています
何のための裁判なのか、弁護側の意図が見えないという批判です


20回以上もの公判を繰り返し、数多くの証人を法廷に呼んでその調書の内容を問いたださなければならないほどの争点があるのでしょうか?
おそらく争点など何もないのでしょう
ただ、加藤被告は自分のやった無差別大量殺人を宣伝したいだけなのだと思います
加藤被告と弁護人との間にどのような話し合いがあったのかは分かりませんが、自分の卑劣な犯罪を世間に知らしめ、宣伝したいがためだけにより多くの被害者、目撃者を法廷に引っ張り出し、証言させ、メディアの注目を惹こうを考えたのでしょう
裁判所がいわば加藤被告の戦術に乗せられ、加藤被告の宣伝活動の場を提供していると言えます
オウム真理教の教祖麻原のように幾つもの事件に関わった人物で、なおかつ黙秘を貫いて供述調書が得られないようなケースでは公判でそれを問いただし、明らかにしてゆく必要があるため、数多くの証人を呼んでその証言から犯罪を立証する形になると思います
しかし、加藤被告のようにたった1回の犯行を立証するのに、これだけ多くの証人を法廷に引っ張り出す必要が本当にあったのでしょうか?
裁判官が公判をコントロールできず、方向を見失っているのではないかという気がします
そして意図せざるうちに加藤被告の宣伝に手を貸しているわけです
社会への不満、怒りを無差別殺人という形で表現した加藤被告は、自分が忘れられてしまうのが怖いのでしょう。いつまでも「こんな事件を起こしたスゲー奴がいた」と語り継がれたいと希求しているように思えます
ですから、あっさりと裁判が終わり死刑判決が出てしまったのでは物足りないと考えたのかもしれません。形はどうあれ、世間の人から鬼畜と非難されようとも、自分を人々の記憶に留めておきたいがためだけに、裁判を長引かせていると言えます
裁判官はいまからでも弁護側、検察側と協議し、このような無駄な裁判はさっさと終わらせるべきです
こうした事件を起こした加藤智大被告とはどのような人物なのか、については次回以降に書くつもりです

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