中国 時速4000キロのリニアモーターカーを目指す

レコードチャイナの配信記事です。時速4000キロで真空のトンネルの中を走行するリニ

アモーターカーを20年から30年後には実現させる、と書いています
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=42425&type=1

突っ込みどころはいろいろあり、順番に指摘しましょう

「真空状態のパイプの中を走ることで空気抵抗がなくなるため、高速を出すことが可能」

だと書いていますが、長い距離の真空のパイプを建造するため、どれだけコストがかか

るのか考えているのでしょうか。その維持費は年間、どれくらいになるのでしょう

「真空リニア」はジェット旅客機の10分の1の燃料ですむとも書いていますが、数千キロも

の長いパイプ内を真空に維持するため、ジェット機の燃料代とは比べものにならないほ

どコストがかかります(さらにの建設費も莫大です)

さらに、「事故発生率はほぼゼロになるという画期的なもの」と書いていますが、これは大

嘘でしょう。真空のパイプの中を高速で走行した場合、振動やら車体の損傷で大事故に

つながる危険があります。乗客が車体の外へ投げ出されれば確実に死亡するでしょう

真空状態を無重力状態と勘違いしているのでは?

日本のリニアモーターカーの実験線でも、高速走行時にはかなり車体が揺れます。真空

のパイプの中を走行する際にも、相当の振動が予想されます

数百分の1ミリという精度で磁石を並べた線路を、数千キロもの長さのパイプ内に敷設で

きれば振動もいくらかは抑制できるのかもしれませんが

「北京とワシントンの間を2時間で結べる」というのも嘘です。北京から北極圏を抜ける最

短ルートでもワシントンまでは1万キロ以上ありますから、時速4000キロで走行しても2

時間少々では着けません

簡易水道みたいな塩化ビニール製のパイプをつなぐイメージで語っているのではないか、

と思ってしまいます

北京からワシントンまで結ぶにしても、山あり谷あり、北極海ありという地形に真空のパイ

プを建設しなければならないわけで、とんでもない難事業です

そんなものを建設するより航空機で輸送した方が割安ですから、なぜリニアモーターカー

なのか理解不能です

大型で高速飛行可能なジェット旅客機を開発するべきでしょう

それから言うまでもありませんが、上海市内と上海空港を結ぶリニアモーターカーはドイ

ツの技術で建設されたものであり、中国には何の技術もありません

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