東国原知事「日韓海底トンネル」妄想を語る

前にも取り上げた「日韓海底トンネル」の話です
今回はなんと宮崎県の東国原知事がサーチナとのインタビューの中で、この妄想としか言いようがない計画について語っています


記事を読んでいただければ、東国原知事の認識がいかに稚拙なものかお分かりいただけると思います
「個人的な構想ですが」と語っていますが、これまでの経緯や計画の抱える根本的な問題などまったく知らずに思いつきを口にしているだけのようです
あまりに軽々しい発言と指摘せざるを得ません
日韓海底トンネルが採算の見込めない、無謀な計画だという話はこれまでにも当ブログで書きました
10兆円近い工費が必要とされ、毎年トンネルの維持に数百億円を費やさなければなりません。新幹線を通しても利用客がどれだけいるのか、その利用客で工費を賄おうというならどれだけの運賃になるのか、東国原知事は考えてもいないのでしょう
釜山と九州の間の連絡船があり、片道1万3千円で利用できます
しかし、トンネルの工費や維持費を回収するため運賃を設定すれば、片道10万円とか20万円という料金になります。こんなバカ高い料金では誰も利用しません
運賃を安く設定すれば利用者は増えると主張する人もいますが、それでは建設費を誰が負担するのでしょうか?
日本政府に10兆円もの建設費を負担する余裕はありません。韓国政府にしても10兆円は負担できません
さらに、海底トンネルに新幹線を走らせるならば、貨物輸送は不可能です。足の遅い貨物列車と新幹線を同じ線路を使って走らせるわけにはいきません
「昼間は新幹線を走らせ、夜間は貨物列車を走らせればよい」と言う人も出てくるでしょうが、それなら鉄道など使わずに貨物船で荷物を運べば済む話です。大量に、しかも安く運べます
政治家が己の見識を誇るため、壮大な構想をぶち上げるのはしばしばあります。自分が一段と高いところから大局を見通しているのだとアピールするためです
しかし現実を十分に吟味しない妄想を語ったところで、何も得るものはありません
日韓海底トンネルは四国に3本橋を架けるより愚かな行為であり、採算が見込めない事業です

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東国原 英夫

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