宝塚女子中学生放火事件を考える3 甘い行政の対応

宝塚市でブラジル国籍の中学生が自宅に放火し、家族を殺傷させた事件について3度

目の言及です

中学校から「虐待の疑いがある」と連絡を受けた宝塚市の「子ども家庭支援センター」で

は家庭訪問もせず、生徒本人や家族とも面会していなかったと報じられています
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100713/crm1007132115036-n1.htm

支援センターでは中学校と数回、電話でのやりとりをしただけで事態を放置していたとい

うのですから、対応としては論外でしょう

虐待は家庭内で起きているのですから、最低でも家庭訪問をし、両親と会うべきです

面会や家の中への立ち入りを拒否するなら、何らかの虐待が行われている可能性があ

ると判断し、警察とも連絡を取り対処するというのが常道です

こうした基本的な対応すらせず、電話のやりとりだけで済ませるというのはあまりに職務

に対する自覚がなさ過ぎです

さらにセンターの職員が被害を訴えている本人と1度も会っていないのには驚き、呆れ

るしかありません

医師のところへ連れ行き、体に外傷がないかどうか確認するのは初歩の初歩です

対応の不味さは即ち、「やる気がない」と判断してしかるべきでしょう

直接会いに行くのは面倒なので電話で済ませ、県にも報告せずに「経過観察」という名

で放置していたわけです

職務怠慢でセンターの長や担当職員を懲戒処分にしてしかるべきです

児童の虐待死が明るみに出るたび、地元の児童相談所長が釈明の会見をし、見苦し

い弁解を並べる風景を何度見てきたことでしょうか?

そんな弁解をするくらいならなぜ一時保護をしなかったのか、と言いたくなります

今回の事件でもこの中学生をもっと早い時期に一時保護し、じっくりと話を聞く機会をな

ぜ設けなかったのか、と思います

相談機関が設置されていても稼働していないのなら役に立ちません。市の職員は公僕

として市民の付託に応じる義務を背負っているのであり、知らなかったでは済まされな

いのです。知っていて何もしなかった、というのは市民に対する背信行為です

「子ども家庭支援センター」の職員だけでは手が回らないというなら、民生委員や市民

のボランティアに協力を求めるなど方法はいくらでもあったはずです

(関連記事)
宝塚女子中学生放火事件を考える1 発端
http://05448081.at.webry.info/201007/article_17.html
宝塚女子中学生放火事件を考える2 義理の父
http://05448081.at.webry.info/201007/article_21.html
宝塚女子中学生放火事件を考える4 2人の関係
http://05448081.at.webry.info/201007/article_32.html
宝塚女子中学生放火事件を考える5 親友の存在
http://05448081.at.webry.info/201008/article_47.html
アパートに放火 15歳少年逮捕
http://05448081.at.webry.info/201010/article_6.html
アパートに放火した15歳少年 続報
http://05448081.at.webry.info/201010/article_10.html
アパートに放火した15歳少年 発達障害
http://05448081.at.webry.info/201011/article_14.html
死者44人 歌舞伎町雑居ビル火災
http://05448081.at.webry.info/201510/article_16.html

市民自治のコミュニティをつくろう―宝塚市・市民の10年の取組みと未来
ぎょうせい
田中 義岳

ユーザレビュー:
生活者の視点は?この ...
amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ商品ポータルで情報を見る