知的障害の兄が小学生の弟を殺害

何とも痛ましい事件ですが、愛知県岩倉市で特別支援学校高等部2年生(17歳)の兄

が小学6年の弟を包丁で刺し殺した容疑で逮捕されました
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100829k0000m040051000c.html

記事だけでは具体的な状況は不明です。母親は仕事にでかけ、同居していた祖父母

も外出中であり、家には兄弟だけしかいなかったようです

そこで何らかのトラブルがあり、兄が包丁やはさみで弟を刺したと思われます

祖父が帰宅した際、死亡した弟の傍らで兄はテレビゲームをしていたと記事にあります

から、テレビゲームを巡って兄弟ゲンカになったとも考えられます

知的障害といっても個人差があるため、一概にこうだと決めつけるわけにはいきません

し、知的障害者が殺人事件を起こすケースは決して多くはありませんので、偏見を抱い

てこの事件が語られないようにしてもらいたいものです

一部には知的障害者がその時の感情が赴くままに行動し、善悪の判断もつかないと決

めつける人もいるのですが、必ずしもそうだとは限りません

知的障害者は感情の統制がうまくできなかったりするのですが、何が悪いことであるか

は繰り返し教えこまえれていますから、ある程度の判断はできます(もちろん個人差があ

ります)

今回のように怒りに駆られて我を忘れ攻撃的に振舞うとき、相当の力を出しますから小

学6年生ではとても抵抗できなかったのかもしれません

夏休みの期間ですから、兄弟が家の中で顔をつき合わせている時間も多く、ゲーム機

の奪い合いになる可能性は考えられますが、しかし殺人に至るような事態までは誰も

想定できなかったはずです。日頃から粗暴な行動を繰り返していたのなら別ですが

さて、この先はどのような扱いになるのでしょうか?

成人の場合は犯行時の責任能力が問題とされ、重度の知的障害などで十分な善悪の

判断ができなかったと認められれば罪を問えない、というのが刑事訴訟法上の建前に

なっています

しかし、未成年者の場合は知的障害があったとしても無罪放免にはならず、犯罪を犯

す蓋然性が高いと認められれば「要保護性」があるとして少年院に収容するのが少年

法上の規定です

知的障害のある少年をどこまで矯正できるのか、という問題はありますが

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