文藝賞取り消し インターネットからパクる

河出書房新社が主催する文学賞「第47回文藝賞」の選考で、一旦は受賞が決まった作品が、インターネット上のウェッブサイトからパクっていたものだと判明し、賞を取り消す事態が発生したと報道されています


「作為的ではなく反省している点などから著者名、年齢、性別、職業、作品名とモチーフの具体性などは公表しない方針だ」とする「文藝」編集部の判断はどうだったのでしょうか?
波風を立てない寛大な措置と納得する人もいるでしょうが、自分は賛成できません
この「文藝」賞には2000もの応募作品があったそうです。そうした応募者の努力を踏みにじる行為をした人物を、「反省している」からと放免するのが適切だとは思えません
「文藝」誌にしても賞の選考のため多くの労力と予算を注ぎ込んできたわけで、それを無駄にされた以上、民事で損害賠償を請求し、「為計業務妨害」で刑事告発してもおかしくはありません(そこまでやれとは言いませんが)
この不届きな人物の氏名を公表しろとは言いませんが、反省しているのならば謝罪のコメントを公表するくらいはやってしかるべきだと考えます
パクリがバレた、と片付けてしまうほど些細な出来事だと「文藝」誌が思っているはずはないのですが
選考に関わった作家の角田光代、高橋源一郎、田中康夫と文芸評論家の斎藤美奈子は編集部から口止めされており、詳細を明かさないよう要請されているのかもしれませんが、このまま闇に葬るのが適切な措置だと思っているのでしょうか?
過去にもこうした盗作問題は何度もありました。だからといって毎度、毎度、寛大な措置で許すのは大いに疑問です
以前にもライトノベルの新人賞で賞の選考には漏れたものの、出版された作品「俺と彼女が魔王と勇者で生徒会長」(哀川譲著)が別の出版社から出ている「バカとテストと召喚獣」(井上堅二著)の丸パクリとバレて回収する騒動になった件を、当ブログで取り上げました
この騒動の中、インターネットの掲示板「2ちゃんねる」には哀川譲を擁護する意見が数多く書き込まれたのですが、どう見ても哀川譲の関係者としか思えないような擁護派もいました
おそらくは哀川の学んだアミューズメントメディア総合学院東京校ノベルス学科の同級生か友人たちなのでしょう
過去の作品のモチーフや構成の一部を利用し、作品にするのはパクリではないしコピーでもない、といった主張を展開していました。「サンプリングの技法」だとでも言いたかったのかもしれません
ですが出典元を隠蔽している時点でそれはパクリであり、盗作です
過去の作品への「オマージュ」だとか、「リスペクト」だと称するなら出展を明らかにすべきです
こうした稚拙な盗作擁護論を根絶するためにも、盗作した人物の謝罪のコメントくらいは公表すべきだと自分は考えます

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