「火星への移住を進めるべき」と主張する中国

いつもネタ扱いされるサーチナの記事ですが、今回は「中国は火星への移住を目指すべき」との主張を扱っています


「わが国は火星への移住を進めるべきだ」…中国アンケで5割超


アンケートを取るのは勝手ですが、火星が移住可能な環境であるかどうかを中国の一般国民が理解しているのか疑問です
現状ではとても人間が居住できません。火星の環境を作り替え、地球のような大気と水を持つ惑星にしようとする案はありますが、机上のプランにすぎず実現可能かどうかは不明です
火星への移住を実現させる前に、地球環境をどうするか考えなければならない段階です
さて、中国はロシアと共同で2009年に火星探査機を打ち上げる予定でした


中国が今年後半に火星探査機打ち上げ、ロシアと合同で


打ち上げる予定だった中国の火星探査機「蛍火1号」には約110キロの重量です。搭載されている観測装置は2台のカメラだけというシンプルまものです
当然、多くの観測装置を積めば大型化し、重量も増えます
ちなみに日本の小惑星探査機「はやぶさ」は510キロ、月探査機「かぐや」は2900キロの重量になります。14種類もの観測装置を積んでいた「かぐや」がいかに大型の探査機であったかが分かります
1998年に日本が打ち上げた火星探査機「のみぞ」は重量541キロで、こちらも14種類の観測装置を積んでいましたが、火星を目指す軌道投入に失敗しました
さて、中国の火星探査機「蛍火1号」ですが、火星へ探査機を送り込むのに観測装置はカメラ2台のみ、というのは信じられない計画であり、それで「我が国はロシア、アメリカと肩を並べた」と自慢されても笑うことすらできません
同時に打ち上げられる予定だったロシアの火星探査機「フォボス」は大型の探査機で、火星の衛星フォボスに着陸し、土壌サンプルを地球に持ち帰るという野心的な計画の実現を目指していたのですが、技術的な問題から打ち上げを見送ったと言われます
つまり中国とロシアが合同で火星探査機を打ち上げると報道されていたものの、主役はあくまでロシアの火星探査機であり、中国の「蛍火1号」はおまけです
中国は、「ロシアの都合で火星探査機の打ち上げが中止に追い込まれた。こうなれば自分たちのロケットで打ち上げる」と勢い込んでいます。それはそれで構いませんが、朝日新聞のように、中国がロシアと並ぶ技術を保有しているかのごとく宣伝するのは見識不足もはなはだしいと思います(新華社通信の報道をそのまま伝えているのかもしれませんが、ロシアと中国の合同の火星探査計画がどのようなもので、なぜ中止になったのかくらいは書き添えるべきでしょう)


火星探査、中国も名乗り 自国技術で2013年にも


「蛍火1号」がどうなるのか分かりませんが、あの国ですから打ち上げだだけで「大成功」と宣伝しまくるのではないかと思います

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