ジブリの新作は「紅の豚」続編という噂で騒動に

イタリアで開催されている第5回ローマ国際映画祭に「借りぐらしのアリエッテ」が招待上映されるため、米林宏昌監督とスタジオジブリの星野康二社長が現地入りしたそうです
が、記者会見では「ジブリの新作は『紅の豚』の続編になるのか?」と質問を浴びたそうです

ジブリ新作は12月15日に発表!『紅の豚』続編構想のうわさはイタリアにまで!

イタリアを舞台にした「紅の豚」が現地でどのような評判なのか、調べていないので不明なのですが、「続編」への期待は少なからずあるのでしょう
元ネタになっている雑誌でのインタビューについては、以下の記事を御覧ください

アメリカで『紅の豚』続編を企画中とニュースに!宮崎駿、2万字にもおよぶインタビューを誤訳?

宮崎駿監督が、「『ポルコ・ロッソ 最後の出撃』かなんかをフッて作れたら、幸せなんですけどね。それはもう道楽ですから」とインタビューに答えている部分をアメリカのメディアが取り上げ、「続編製作に取り掛かっている」と報じたのがそもそもの原因のようです
続編を作って柳の下の2匹目のどじょうを狙うような仕事はしないのが、宮崎駿監督のポリシーなのでしょう
つまり「紅の豚」はあれで完結した作品であり、続編を描くのは蛇足であるだけでなくアニメーション作家として許せない、と思っているとも考えられます
ポルコ・ロッソがあの後どうなったのか、それは視聴者がそれぞれ思い描けばよいのであって、続編を提供するのは視聴者の想像を奪う行為にもなります。そして「紅の豚」は未完成であったと自ら証明する行為でもあります
それをやってしまったら、宮崎監督の中にあるポルコ・ロッソの後日譚を視聴者に押し付ける、「ただの自己満足」になってしまうと言いたかったのでしょう
すべてを語りつくさず、大きな余白を残して終わらせる。視聴者が各自、その余白を埋めるためポルコ・ロッソとジーナに想いを馳せる・・・
そうした余白を提供するのも作家の仕事なのであり、べらべらと自分の中にある思いつきを語り始めてはいけないのだと、宮崎監督は自らを戒めているのかもしれません
12月15日に何らかの発表があるようなので、それを待ちたいと思います
追記:「紅の豚」の続編として「ポルコ・ロッソ 最後の出撃」という脚本を手掛けていたのは事実のようです。が、アイディアだけで実現はしません。そこにはさまざまな事情があったのでしょう
それでも飛行機への想いは「風立ちぬ」となって結実します

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