中国アニメ 今度は「ONE PIECE 」のパクリ

「中国のアニメーションはすごい。日本を超えた」とする報道が時々見られます。その都度、突っ込みを入れるのが当ブログの使命でもあります
2006年11月、毎日新聞に掲載された記事で中国のアニメーション制作会社の社長は、「5年で日本に追いつける」と豪語していました


「5年で日本に追いつく」と、中国・上海のアニメ制作会社の社長は自信たっぷりだった。
制作会社にはコンピューター端末がズラリと並び、日本からスカウトされたというアニメーターが指揮を執る。
中国将棋が題材の格闘アニメや、飲茶(ヤムチャ)の食材が登場するコメディー、フルCG(コンピューターグラフィックス)のファンタジーなど、サンプル映像を得意げに見せてくれた。
中国は日本のアニメ制作の下請けで技術を蓄え、ビジネス戦術も学習済みだ。
商品展開を視野に入れたキャラクター設定など、商魂もたくましい。13億人市場の魅力をよく知っている。
政府は自国コンテンツ充実のため、全面的な支援態勢をとる。
外国作品の輸入や放送時間帯を制限する一方、テレビ局に一定割合の自国作品放送を義務付ける。
発想の独創性や映像表現ではまだ日本のコピーの感は否めないが、基盤は整った。
「あとは手塚治虫か宮崎駿が出れば」。
中国に突出した才能が1人現れたら、社長の大風呂敷も現実のものになるだろう。


記事では「5年で追いつける」のだそうですが、現実はどうでしょうか?
Youtubeを見ていたら中国のアニメーション「Space Adventure(中国語名「太空大冒険」)」の予告編というものに遭遇したので取り上げます
「Space Adventure」と言えば日本のアニメーションである「Space Adventure コブラ」を指すのが通常ですが、これは中国のオリジナルアニメーションのようです
しかし、見ていただくと分かりますが、どこかで観た場面に出くわします
国産アニメ「Space Adventure(中国語名「太空大冒険」)」の予告編


主人公が指切りをするシーンは、「ONE PIECE」の中でルフィーが幼い頃に海賊と約束を交わす場面そっくりだ、とアニメーションのコアなファンでなくても分かります
あるいは冒頭、宇宙人を助けるため登場する主人公の雰囲気はモロにルフィーそっくりです
予告編ではちらりと登場するだけですが、「ONE PIECE」と同様、仲間を集めて宇宙の冒険に繰り出すストーリーなのでしょう
中国はこうして「ONE PIECE」をパクった、二番煎じのアニメーションを「国産のオリジナル作品」として公開するようです
日本のアニメーションファンとしては失笑するしかありません
作画のセンスも古臭くて、アメリカのカートゥーンを彷彿とさせます
おそらく輸出して海外に売り込むつもりなのでしょうが・・・
予告編だけであれこれ決めつけるのは早計かもしれませんが、4分31秒の動画の中でわくわくさせるもの、本編を観たいと思わせる要素がまったくないのですから、この作品を高く評価したり推薦するわけにはいきません
日本のアニメーションなら4分、5分の短い予告編や動画でも、作品の本編を観たいと思わせる魅力、クオリティ、センスがあります

「化物語(ばけものがたり)」

ご存じの方は何を今更と思うのでしょうが、知らない方のために説明を加えておきます
学園ラブロマンス風に編集されていますが、本編は妖怪に取り憑かれた少女の話で、ところどころにグロテスクな描写が含まれます
音楽はこの「化物語」のエンディングテーマ「君の知らない物語」です
弾けるような歌が物語への期待を高めさせ、「本編を観たいな」と刺激するのではないでしょうか?
上記の中国アニメーション「太空大冒険」と比べれば、そのクオリティの違いは歴然としています

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