「建築界のノーベル賞強国日本」と羨む韓国

韓国のハンギョレ新聞が、「建築界のノーベル賞とされるプリッカー賞を相次いで日本人の建築家が受賞しているのはなぜか?」という記事を書いています

建築界のノーベル賞 強国 日本 "理由があった"

プリッカー賞をこれまでに受賞した日本人建築家は、上記の記事にもあるように丹下健三、槇文彦、安藤忠雄に妹島和世と西沢立衛の5人です
この記事が韓国でどう読まれているのかは不明ですが、おそらく韓国の人たちはプリッカー賞の存在を初めて目にしたのではないでしょうか?
従来、韓国メディアは「韓国の建築技術は世界一」だと自画自賛する記事を書いてきました
ドバイに建設された世界一の高層ビルも、「韓国の優れた建築技術によって実現した」と報じていたほどです。そのため、韓国の人たちは、「韓国の建築技術は世界一だ」と信じていたのかもしれません
ドバイの高層ビルの場合、実際の設計や技術面の監修はアメリカのエンジニアリング会社が担当し、韓国企業は建設の下請けとして名を連ねただけですが
記事の中身に話を戻すと、「プリッカー賞の審査員を日本人がやっているから日本人の受賞者が多いのだ」と言わんばかりの書き方をしているところがあります
しかし、審査員になるにもお金の力だけで実現するわけではなく、建築界で名の知られた人物が審査員になるのであり、こうした書き方はひどく歪んだ物の見方です
世界的に名の知られた建築家が韓国にいるのか、を問わなければなりません
日本では幾つかの国際交流団体や文化活動支援団体が海外に日本文化を広報する仕事をしており、それが下支えになっているのは言うまでもありませんが、個々の建築家の実績が評価されているからこそ、プリッカー賞受賞があると言えます
さて、韓国の建築といえば1995年6月に起きた、ソウル市の三豊百貨店崩壊事故を抜きには語れません
営業中の百貨店の建物が崩壊し、死者502人、負傷者937人を出した大惨事であり、建物の手抜き工事による欠陥が原因でした
Youtubeにこの事故を扱った動画が幾つかアップされていたのですが、現在は削除されてしまい、閲覧できません。「韓国の恥をさらすのは許せない」との思惑か、韓国ではYoutubeに対し、韓国を差別する動画は削除しろと要請する動きがあり、その一環でしょう
別のサイトで、三豊百貨店崩壊を取り上げたナショナルジオグラフシックスの番組が視聴できますので、興味のある方は御覧ください

衝撃の瞬間 「スーパーマーケット崩壊(韓国・三豊百貨店)」

もともと4階建てオフィスビルとして予定されていたものを、5階建てのデパートに変更したのですが、十分な補強工事もしないままだったと言われています。それどころか見た目を優先するため柱を細く削ったり、屋上に巨大な貯水タンクを追加して設置するなど、建物強度を度外視した手直しが加えられていました
また、崩壊した後に現場から柱の中に灯油缶が使われているのが発見されました。鉄筋を使うとコストが嵩むので、灯油缶を積み上げ、コンクリートで塗り固めただけで柱に見せかけるという手抜き工事です
こんな欠陥だらけの建物でしたが、韓国の行政当局による建築物審査には合格していました
韓国は建築界のノーベル賞を目指すよりも、安全な建物をつくる社会の実現を目指すべきでしょう(日本でも欠陥のある建築物の問題は看過できませんが)

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