目黒夫婦殺傷事件を考える2 日本と韓国の二重生活破綻

目黒に住む資産家夫婦を殺傷したとして逮捕された木村義昭容疑者(65)は、「娘の入院治療費が欲しかった」と語ったそうですが、弁解にもならない身勝手な犯行であるのは言うまでもありません
木村容疑者は韓国に愛人の女性を囲っており、その愛人との間に生まれたこどもが入院しているらしい、と産経新聞が記事にしています
報酬と引き替えに殺人を請け負った可能性はまだ残りますが、金目当ての短絡的な犯行という線が有力になってきました
前回も指摘したのですが、資産家の家に押し入ったとしてもそこに大量の現金が置かれているわけはありません。資産のほとんどは銀行に預けられていたり、家や土地など不動産で所有しているのが当たり前です
木村容疑者はそれでも、資産家が手許においている数十万円の現金が欲しくて犯行に及んだのでしょうか?
言い換えるなら、数十万円の現金を手に入れるためなら、1人や2人殺しても構わないとの考えで、犯行に及んだと考えられます
木村容疑者がこの先、自分の犯行についてどう認識し、語るのか気になるところです
裁判ともなれば、「殺意はなかった」と主張し始める例が少なくありません
変装して百貨店関係者を装い、犯行のためのナイフまで用意して押し入り殺害しても、「金を奪うためやったが、殺すつもりはなかった」と開き直る展開が予想されます
さて、こうした凶行が起こる背景も考えなければなりません
かつて資産家ともなれば大きな家を構え、そこには三世代の家族が住み暮らし、女中や下男、運転手なども同居していました
しかし核家族化が進み、大きな家に老夫婦だけの2人暮らしという状態も増えているのが実情です
さらに家族以外の使用人を同居させる風潮は廃れ、防犯への備えは低下しました
防犯会社のセキュリティーシステムを導入する家はありますが、警備員が常駐しているわけではありません。通報があってから警備員が駆けつけるのであり、通報がなければセキュリティシステムは何の役にも立たないのです
今回のように玄関のドアを開けたら強盗が入ってきたという単純極まりないケースは、セキュリティシステムもお手上げです
以前、コンビニエンスストアへ買い物に行った際、酔っ払った老人が店員に絡んでいる場面に遭遇しました。別の店員がレジカウンター奥にある、警備会社への通報システムを使って連絡をしていたのですが、警備会社のオペレーターは、「どのような状況ですか?」とか、「お客さんは何人ですか?」など詳細な報告を求めるばかりですぐに警備員を派遣するような対応ではありませんでした
もちろん状況を踏まえ、警備員を1人あるいは2人派遣するか、警察への通報が必要なのか、判断して対処すべきなのは当然なのですが
コンビニエンスストアの店員にすれば、状況をいちいち説明するより早く警備員を派遣してくれと言いたかったのでしょう
警備会社のセキュリティシステムを無駄だとは言いませんが、それで対策は万全と考えるのは誤りです
話が逸れました。木村容疑者の愛人を囲った生活の実態もやがて明らかになるでしょうから、続報があり次第取り上げるつもりです
愛人を囲うだけの甲斐性があるならともかく、そうでないとすればかなりの見栄っ張りだ思われます。「日本では会社を経営している」くらいのウソを、木村容疑者はついていたのかもしれません

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