舞鶴女子高生殺害事件を考える1 死刑の求刑

平成20年5月、京都府舞鶴市で小杉美穂さん(当時高校1年生、15歳)が殺害された事件の論告求刑公判があり、殺人と強制わいせつ致死罪で起訴された中勝美被告に対し、検察側は死刑を求刑しました

事件の概要については、以下のまとめサイトを参照してください

あの和歌山毒入りカレー事件のように物証の乏しい裁判であり、検察は状況証拠の積み重ねで、中勝美被告以外に犯人はいないと主張しています
果たして裁判所はどう判断するのでしょうか?
さて、中勝美被告は犯行を否認しているのですが、彼がどのような人物か一部の週刊誌に掲載された情報を転載しておきます
中勝美被告は少年時代、恐喝事件を起こして少年院に収容されています
1973年に中勝美被告は交際相手だったホステスとの仲が悪化し、この女性と実兄を刺殺し、逃げ込んだ民家でさらに女性2人を人質にして立て篭もり逮捕されました
刑務所を出所後、1991年に舞鶴市内で自転車に乗っていた女性に体当たりして転倒させ、強姦しようとしたところを通りかかった海上自衛官に取り押さえられ逮捕されています
平成20年にこの事件が起きた当時、中被告は生活保護を受けて公営住宅に住んでいました。が、日頃からバールを持ち歩き、神社の賽銭箱を壊して金を盗んでいる不気味な人物と近所では噂されており、警察は中被告を賽銭盗と下着泥棒の容疑で逮捕しました
過去の前科を考慮すれば、中勝美被告の犯行である可能性が高いのですが、それだけで警察、検察は犯人と断定したのではありません
防犯カメラには殺害された小杉美穂さんと自転車に乗った黒っぽい服装の男が映っており、中勝美被告は事件後に普段着にしていた黒い服や帽子を捨て、自転車の色を塗り替えるという不審な行動をしていたとされます
証拠隠滅、偽装を図ったと見て間違いないでしょう
さらに事件当日の行動について、中被告の供述は二転三転しており、裁判中には第三者の名前を叫んでそれを犯人だと主張し、撹乱を試みています
裁判を引っ掻き回してやろう、との意図が透けて見えます
事件の細部や被告側の主張などについては、またあらためて書きます

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