「もしドラ」 ドラッカーをもアニメにしてしまう日本

最初に明記しておきますが、自分はピーター・ドラッカーの著作を読んだことはありませんし、話題になっている「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」も目を通していません
数年先、興味が持続していれば読む機会が巡ってくるでしょうが
日本で起こってる「もしドラ」ブームを面白いと思い、野次馬根性であれこれ調べつつ、言及します
どんな著作にも批判はつきものです。賞賛する声が溢れている加藤夏海の「「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」の場合も、小説としては文章、文体が稚拙すぎるとの指摘もありますし、ドラッカーの考え方を履き違えているとの指摘もあります。そこら辺りは読まれた方の感想が各ブログに書かれているので、興味深く読んでいるところです
出版業界などはベストセラーを生み出した加藤夏海のプロデュース能力を絶賛し、あやかりたいと思っているようです

ドラッカーと女子高生、異色の取り合わせが話題を呼んだ小説「もしドラ」


柳の下のドジョウを狙うかのように、今後はドラッカーだけでなく他のビジネス書を萌え小説化したり、萌えアニメ化する企画が続出すると思われます
さて、日本の漫画やアニメーションが実にさまざまな題材を取り上げてきたのはいまさら申し述べるまでもありません
ハリウッド映画はネタ切れ状態で、過去の作品のリメイクやら日本の漫画の実写化などに手を伸ばしています
中国や韓国は、「日本のアニメーションに技術面では追いついた」と豪語しており、「あとは宮崎駿のようなスターが登場すれば…」と意味不明な野望を燃やしています。結局は独創的な物語を生み出せず、「それを生み出せる天才の出現」を待っているのでしょう。しかし、そんなものはいつまで待ったところで現れません
世界の市場にアピールできる独創的で魅力的な作品を夢想しつつ、それができないのは自分たちのイマジネーションの貧困さ、文化的背景の貧弱さにあるとは公式に認めたくないのでしょう
「ヒカルの碁」が登場したとき、中国や韓国の漫画やアニメーション関係者は頭をぶん殴られたような気がしたに違いありません
日常生活の片隅にあった囲碁という、あまりパッとしない古臭いゲームが子どもたちを夢中にさせる物語になったのですから
そして料理も政治も、釣りや虫の世界、クラシック音楽までも漫画やアニメーションにしてしまう日本の豊かなイマジネーションに驚き、嫉妬し、羨望を抱いているのが実情だと言えます
さらに今度は経営学の大家ピーター・ドラッカーの著作のアニメ化です
海外の反応はいずれ紹介したいとは思いますが、おそらく「日本人ならやると思ってたよ。奴らにかかれば、現代数学の最先端の研究テーマだってニーハイソックスの美少女アニメになるはずさ」とか、「オレは逆に訊きたい。日本人にアニメ化できないものがあるのか。あいつらは細菌の世界までアニメーションにしてしまうんだぜ」といった反応が返ってくると想像されます
最後にちょっと視点を変えて、「もしドラッカーが現代日本アニメを観たら?」という立場で書かれたブログを紹介しておきます

もしドラッカーが現代日本アニメを観たら?

もしもドラッカーが現代日本アニメを観たら? ( 補足)

いまどき「ジャパニメーション」という死語を用いているのはどうかと思いますが、こうした見方・意見もあるのだと流してください
「浮世絵の全盛期に比べて美術的に最先端のジャパニメーションが数百年遅れている……これは譲れない」と言われても、「はぁ、そうですか?」と言うしかありません

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