ウィリアム王子結婚式 「恥らいのない花嫁」とこき下ろすメディア

人の結婚式にいちゃもんをつけてどうなるのか、と思うのですが、ウィリアム王子の結婚式に噛み付いている記事があります

魅力ない王子と恥じらいない花嫁…英王室まだまだ多難

辛坊次郎が自分の番組で、「若いのがこの結婚式の中継を見てディズニーランドみたいと言っていた」と苦笑いした。言い得て妙だ。つまり、筆者もかつてのチャールズ皇太子と亡きダイアナ妃とのロイヤルウエディングに比べて、「何か違う」と掻痒感があったのだが、様式もそっくりにもかかわらず威厳や荘厳さが全く感じられなかったことだ。花嫁が式の間でも、恥じらいを示すどころか、あっけらかーんと客の方を眺めていたりして、およそ感動とは程遠かった。

チャールズ皇太子(正確に表現するなら王太子)とダイアナ妃の結婚式は、王位継承権第2位の立場ですから国家の行事として執り行なわれました
今回のウィリアム王子とキャサリン妃の結婚式は国家行事ではなく、王室の行事と位置づけられており、大きな違いがあります
キャサリン妃のドレスの裾も2.7メートルであり、ダイアナ妃の7.6メートルに比べて随分と控えめです。それは立場(身分)の違いをわきまえた上での話でしょう
清楚な感じがしてあれはあれで十分に魅力的だったと思います
細かく見比べればそうした違いにもいろいろと意味や伝統があってのことで、それを分からないまま「魅力のない王子と恥じらいのない花嫁の結婚式で、デズニーランドだ」と揶揄するのは無知丸出しと言うほかありません
結婚式の参列者は、正装となっていますので女性は帽子を被るのが決まりです
その帽子にもさまざまな意匠があって、面白いなと自分は見ていました
かつては男性も正装として帽子を被るのが決まりでしたが、男性が帽子をかぶらなくなったのはいつからなのだろうか、などとも考えていました

1923年のジョージ6世の結婚式の様子を撮った映像があります


ジョージ6世はエリザベス現女王の父で、映画「英国王のスピーチ」で描かれた人物です。街頭に居並ぶ男性も女性も、当時は帽子をかぶっているのが分かります
上記の記事ではさらに、「ウイリアム王子の真っ赤な軍服といいアングロサクソン系はセンスが悪い」と書いていますが、これも誹謗と言うしかないでしょう
ウィリアム王子の赤い軍服を見ても、ライター氏はあれが近衛兵の礼装だと気がつかないようです
ウィリアム王子はその立場上、陸軍、海軍、空軍に軍籍を置いているのですが、公の席での正装となると近衛兵の礼装をするのだな、とあらためて思いました
ちなみに近衛兵には幾つのも連隊が所属しており、連隊ごとに軍服の色やデザインが異なります(近衛兵でも赤い軍服ではない連隊があります)
バッキンガム宮殿の前で赤い軍服姿で直立不動の姿勢で立っているのが近衛兵なのですが、軍服のデサインでどこの連隊所属か見分けられるのだそうです
ウィリアム王子が来ていたのはアイリッシュガーズ(アイルランド連隊)の軍服だと別の報道で知りました
ケンブリッジ公爵となったウィリアム王子がアイリッシュガーズの連隊長に就任すると決まったからなのだそうです
イギリスは言うまでもなく、イングランド、スコットランド、ウェールズ、(北)アイルランドからなる連合王国なので、イギリスの国王はそれぞれの地域に目配り気配りする必要があります
ウィリアム王子がアイルランド連隊の連隊長に就くのも、そうした地域への配慮の1つなのでしょう
何も知らず、分からないまま「ウイリアム王子の真っ赤な軍服といいアングロサクソン系はセンスが悪い」と書くのは、己の無知をさらけ出すだけです

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