アヌシー映画祭で「時をかける少女」に勝ったアニメ「Jimmy Fri!」

2006年のアヌシー国際アニメーション映画祭で長編部門グランプリを獲得したクリスチャン・フォルクマン監督の「ルネッサンス」を先日紹介しました
この映画祭のコンペティションには2007年に細田守監督の「時をかける少女」、今敏監督「パプリカ」、千明孝一監督「ブレイブ ストーリー」がエントリーされました。2007年からコンペティションの参加枠が拡大されたためです
そして「時をかける少女」が長編部門の審査員特別賞を獲得しています
となれば、2007年に「時をかける少女」より高い評価を得て長編部門のグランプリを獲得した作品がどのようなものか気になります
2007年のアヌシーで長編部門のグランプリは「Slipp Jimmy Fri!」という作品で、ノルウェーのクリストファー・ニールセン監督による90分の長編です


4人の麻薬中毒者と、3人のギャング、5人の絶対菜食主義者が絡み合い、サーカスの象を巡ってドタバタを繰り広げるアニメーションなのだそうです
予告編を見る限り、そのデフォルメされた登場人物の容貌や「FUCK」などの俗語の乱発など、かなりとんがった作品のようです
Youtubeで本編が視聴できますが、かなりブラックユーモアに溢れており、麻薬常習者のいかれた言動もそのまま描写しています。海外の視聴者はそこで手を叩き、大笑いするのかもしれませんが、自分にはどこが面白いのかさっぱり分かりません
動物愛護を叫び、囚われている実験用動物を解放して回るという行動を風刺しているのですが、そこでも海外の視聴者は爆笑するのでしょうか?
審査委員がこの作品のどこに魅力を感じたのか、理解不能です
毒の効いた風刺で、麻薬常習者のいかれっぷりや絶対菜食主義(動物愛護)の薄っぺらな正義などを明け透けに描いたところが評価されたのかな、と憶測するのがせいぜいです
作家性が全面に出たとんがった作品がアヌシーの好みだ、と言うほかないのでしょう
グランプリは獲れませんでしたが、「時をかける少女」の「未来で待っている」のセリフと画像は日本のアニメーション史上、もっとも美しいシーンの1つだと自分は思っています。前にも紹介しましたが、自分の好みなので取り上げます


奥華子の楽曲も秀逸で、「ボーイ・ミーツ・ガール」の青春ラブストーリーをより繊細で磨き上げられたものにしています
ちなみに今年のアヌシー国際アニメーション映画祭では、原恵一監督の「カラフル」が審査員特別賞と観客賞を受賞しています

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