中国メディアが解説する変な「日本料理」

中国のメディアが日本社会や日本の文化に奇妙な講釈を加えて報道するのは珍しくもありませんが、今回は「人民網」が日本の懐石料理について珍妙な紹介をする記事を掲載しています
この記事は中国人記者とその記事を配信する中国メディアがいかに無知か、宣伝するような恥ずかしい内容です

日本料理は「食べる」より「見て」楽しむもの
チャイナネット 2011年9月17日

記事の末文に、「日本人の食文化には奇妙な点が沢山ある。食材に手を加えることを嫌がるし、火を通さず生のまま食卓に出すものもある。日本人が好きな刺身はその典型的な一例だと言えよう」と書いています
刺身を、「切っただけの生魚」だと紹介する稚拙な理解は中国に限らず欧米でもしばしば見られるのですが、日本料理を食した経験もない人間の偏見の1つでしょう
「生魚を切っただけだから料理とすら呼べない」とフランスのメディアが、ミシュランのガイドブックですし店が星を獲得したことを揶揄する記事を書いていました
フランス人独特の皮肉かもしれませんが、根底にあるのは調理という文化の違いなのでしょう
刺身にしろ寿司にしろ、氷水で締めたり、酢を効かせたり、さまざまな工夫があるわけですが、それが理解できないのは文化的な基盤が異なるからです
中国人には「食材に手を加えない」と映ってしまうのであり、どう説明したところで理解できないと思われます(火を通すことが調理だと思い込んでいる中国文化が邪魔をして理解できないのでしょう)
また、鯵やかつお、ひらめなどそれぞれの魚の味わいの違いも中国人の舌では感知できないのかもしれません
昆布出汁とかつお出汁の味の違いも判別できないはずです
豆板醤を効かせ、舌がしびれるほど味付けしないと「味が無い」と受け止めるくらい舌がバカになっている中国人に、日本料理が食材の持つ繊細な味を活かす工夫など、感じ取れるはずもないのです
自分たちが舌で感知できないからこそ、「日本料理は味がない」と平然と書けるのであり、そうして「日本料理は有名だが、実際はそれほど美味しいものではない」と真実を言い当てた気になっているわけです
自分たちの食文化・味覚に問題があるとはまったく考えもせず、「日本料理なんてしょせんはこんなものだ」と見下して満足感に浸っている記者の、下賎で偏狭な感性・知性がにじみ出ている記事です
こんな恥ずかしい記事を世界に向けて配信し、それを恥ずかしいとも思わない感覚がいかにも中国人らしいと言えます

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