ロシア人の好きなアニメは「狼と香辛料」

ロシアで「新世紀エヴァンゲリオン」のテレビシリーズが放映され、人気を集めたという話は前にも取り上げました
お国柄もあるのか、日本のアニメーションに対する好みにもさまざまな傾向が見られるようです
ウェッブマガジンR25がロシアのオタク事情を記事にしています。今年7月に配信された記事であり、ちょっと古くなりましたが取り上げます

セーラームーンからAKB48まで“COOL JAPAN”ブームの謎

セーラームーンからAKB48まで人気を得ているというのは謎でも何でもなく、ロシア人なりに萌えを理解しているから、だと思えます
あるいは「新世紀エヴァンゲリオン」のような、率直に14歳の少年少女のアイデンティティを問うようなアニメーションに感応するくらい、繊細な感覚があるとも言えます
逆に言えば、少年少女のアイデンティティを直接問いかけるようなドラマなり、漫画に触れた機会がこれまでなかったとも考えられます
記事の最後にある「ロシア人オタクに人気のアニメ」がどうような基準で選ばれたのか説明がないのですが、「狼と香辛料」が5位に挙げられているのに驚きます
日本でも一部のアニメーションファンしか見ていない、深夜アニメの名作です
「狼と香辛料」は支倉凍砂によるライトノベルを原作にしたアニメーションであり、行商人ロレンスが狼の化身であるホロの知恵を借りたり、時には知恵比べをしながら商売を繰り広げる物語で、商人同士のさまざまな駆け引きを見せ場とした異色作です
ロレンスが狼の化身ホロに惹かれつつ、その思いの行く末(人間と異形の神が結ばれたとしてどうなるのか、という迷いや怖れ)に苦悩するところもなかなか切実です
日本人には馴染みの薄い狼ですが、ヨーロッパやロシアの人たちにとってははるかに身近な存在なのかもしれません
いつも当ブログを紹介していただいている「日本視覚文化研究会」さんのブログで、「狼と香辛料」のホロに扮したコンスプレイヤーが取り上げられています
これを見れば萌えの何たるかがお分かりいただけるではないでしょうか?

賢狼ホロはロシアにいた! - コスプレイヤーNastya特集

ロシア人コスプレイヤー扮するホロの写真は以下のサイトでもご覧になれます

「ドラゴンボール」や「ナルト」だけが日本のアニメーションではありません。「狼と香辛料」のような作品に魅力を見出すロシア人の審美眼は、侮れないものがあるのではないかと思います

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