目黒夫婦殺傷事件を考える4 無期懲役の求刑

今年1月、東京都目黒区にある会社役員宅に百貨店の配達員を装って侵入し、家にいた夫を刺し殺し、妻にも怪我を負わせた木村義昭被告(66)の裁判で、検察側は無期懲役を求刑したと報じられています
木村被告にはいわき市に家族がいるのですが、他にも韓国に愛人を囲っており、娘の入院・治療費欲しさで犯行に至ったと説明されています

無職男に無期懲役求刑「強固な殺意あった」 東京・目黒の夫婦殺傷

木村という苗字は在日韓国人が通名として名乗るケースがありますので、おそらく木村被告も在日韓国人なのでしょう
10年前に韓国で現地の女性と結婚式を挙げ、二重生活を続けていたそうです
この事件では動議や犯行の経緯に判然としない部分が多く、木村被告は殺人を請け負ったヒットマンではないか、との憶測も出ました
いかに資産家とはいえ、自宅に多額の現金を置いてなどいませんし、強盗に入ったところで大金を奪うなど無理な話です
通帳や印鑑を奪って預金を引き出そうとすればアシがつき、逮捕される可能性が高まります
木村被告は強盗で金を奪った後、韓国へ高飛びするつもりで航空機の予約までしていたようですが、周到な計画と大胆な犯行の割には個人宅を狙うという場当たり的な判がどうにもバランスを欠いているように見えました
裁判では単純な強盗目的の犯行として扱われており、争点は殺意の有無に絞られています
刃物を持って強盗に入り、夫を殺害し妻を負傷させているのですから、「殺意はなかった」とする主張は随分と強引なものです
弁護側は冒頭陳述で、「木村被告はナイフを見せれば大原さんがおとなしく従うと思っていたが、『お前は誰だ』と首を絞められ、頭が真っ白になったと指摘。『とっさに刺してしまった』」と主張しています
しかし、別の報道で木村被告は「大原さんに抵抗され、揉みあって倒れた際にナイフが刺さってしまった」と供述した、とあります
大原さんの体には多くの刺し傷があり、「倒れたら刺さった」と言えるものではなく、メッタ刺しの状態です
執拗にナイフで刺したのは明らかであり、これで「殺意はなかった」と言い張るのはどうかと思ってしまいます
これでは、「抵抗した被害者が悪い」と主張しているのど同じです
判決がどうなるのかは分かりませんが、無期懲役を免れるために無茶な弁解を展開する木村被告が反省しているようには見えません

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