「アニメはオタクの消費財と化した」と指摘した押井守

アニメーション監督の押井守が、朝日新聞電子版コラム「アニマゲ丼」で自身が東京

芸術大学大学院映像研究科で行った講演に触れ、「僕の見る限り現在のアニメのほ

とんどはオタクの消費財と化し、コピーのコピーのコピーで『表現』の体をなしていない」

と発言し、アニメーションファンの間で物議を醸していると報道されています


「今のアニメはオタクの消費財と化し表現の体をなしていない」
押井守さんの発言でネット上は騒動に
http://www.j-cast.com/2011/11/22113988.html?p=all


しかし、J-CASTニュースが言うほど、インターネット上で騒動にはなっていません

インターネットの掲示板「2ちゃんねる」にもスレッドは立っていますが、議論が過熱して

いる雰囲気もなく、「本当のことを言うなよ」と諦観したかのような意見が並んでいるだ

けです

むしろ、議論が続かないところに問題があるようにも感じます

個々のアニメーションファンが自分の好きな作品をひたすら愛でるだけで、わざわざ他

の作品に言及したりせず、議論も好まないという姿勢があるように感じます

もちろん、押井守を罵倒している書き込みもありますが、それは議論をしようとするスタ

ンスではなく一方的に切り捨てるだけで、反論にすらなっていません

「萌えアニメ」や「ハーレムアニメ」もそれを好む視聴者がいるのは事実ですし、そうした

作品が生み出される背景を否定するつもりはありません

しかし、メイドが「萌え」の対象と見なされるや、次々とメイドが登場するアニメーションが

作られ続けるのにはうんざりさせられます

テレビドラマの同じクールに「女刑事物」が2本も3本も重なれば、誰もが食傷気味にな

るのと同じです

もちろん昔は巨大ロボットアニメがこれでもか、というくらい作られていたわけで、ヒット作

を踏襲し、模倣するのは今も昔も変わりません

ロボットを操るチームの中に紅一点という感じで美少女が混じっているのがパターンでし

たが、いつしか美少女が巨大ロボットを駆るようになり、主役の座を占めるようになりまし

た。「エヴァンゲリオン」のように

さて、日本のアニメーションはどこへ向かうのでしょうか?

「ONE PIECE」や「名探偵コナン」などのテレビシリーズは10年先も続いているような気が

しますが、他にどのようなコンテンツが新たに誕生するのか、若手クリエーターの奮起に

期待します

しかし、いわゆる「萌え」にしろ、「ハーレム展開」にしろ、「うる星やつら」の中ですでに行

なわれていたのが事実です

それだけ「うる星やつら」は画期的であり、面白かったと自分は思っています

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