スコットランド製アニメ「22世紀のシャーロック・ホームズ」

先日、外国製のシャーロック・ホームズ物アニメについて取り上げました
その中で紹介した作品の1つ、「22世紀のシャーロック・ホームズ」(Sherlock Holmesin the 22nd Century)について、説明をしたいと思います
このアニメーションはスコットランドのテレビ局とフランスのアニメーション制作会社DiCの共同制作によるもので、1999年から2000年にかけて第1期がつくられ、2001年に第2期がつくられています
シャーロック・ホームズは遺体が蜂蜜で封じられた棺に収められており、そこから22世紀に蘇って悪人と闘うという設定になっています
これはホームズが探偵業を引退後、養蜂家になって余生を過ごすと原作でほのめかされているのを下敷きにしたのでしょう。さらにはアレクサンダー大王の遺体が腐敗しないよう蜂蜜で満たした棺に収められたとの故事を踏まえたものだ、と英語版のWikipediaで説明されています
22世紀に蘇ったシャーロック・ホームズと手を組むのは、レストレイド警部の子孫であるベスという女性です
ワトソン博士も登場するのですが、この作品で彼は警察のアンドロイドという設定で、怪力を駆使してホームズを助けるとう、従来のホームズ物にはない役回りをしています

Sherlock Holmes in the 22nd Century



この作品が面白いのかと訊かれると、微妙なところです
さて、ついでに先日取り上げたもう1つの作品BraveStarr 1x14 Sherlock Holmes In The 23rd Centuryにも言及しておきましょう
こちらはアメリカのアニメで1988年に放映されたシリーズです。ライヘンバッハの滝から転落したホームズが時間嵐に巻き込まれ、23世紀である2249年へとタイムリープする設定になっています
宿敵であるモリアーティ教授もみずらをを冷凍保存することにより23世紀へ蘇り、ホームズと対決する展開になっています

BraveStarr 1x15 Sherlock.Holmes In The 23rd Century 2



それにしても、マッチョなアメコミヒーローのブレイブ・スターとシャーロック・ホームズが共演し、エイリアンなども登場するという、盛りだくさんすぎてお腹いっぱいの内容です
わざわざシャーロック・ホームズを登場させる必然性があったのかと思います。謎解きなど重要な要素ではなく、明らかに冒険活劇になっています
別の視点から見れば、謎解き主体のミステリーをアニメでやるのは難易度が高いため、善玉悪玉がはっきりした冒険活劇にしたのでしょう。こども向けのアニメで謎解きをやろうという発想は最初からなかったとも考えられます
本格的な謎解きとは言い切れませんが、「名探偵コナン」のようなアニメを延々と作り続けている日本の方が異常だと考えるべきなのでしょう

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