日本の月面探査ロボット 走行試験 

宇宙航空研究開発機構が浜松の砂丘を使って月面探査用ロボットの走行試験を行った、と報じられています

月面探査ロボ、砂丘で実験=「原発事故にも役立つ」

「原発事故にも役立つ」とのコメントは後付の理屈に近いのでしょう
「月面探査より福島の原子力発電所を何とかすべきだ」との批判を想定し、有意義な取り組みであるとアピールするために
さて、日本の月探査計画ですが、順調とは言い難い展開になっています
早ければ2012年に月面探査ロボットを積んだロケットを打ち上げる予定だ、と言われた時期もあったのですが、大幅に遅れています
基本的な計画は2本立てになっており、日本単独によるロボットを使った月面探査と、アメリカまたはヨーロッパと手を組んだ有人による月面探査を予定しています
しかし、ヨーロッパではギリシアの経済危機もあって宇宙関連の予算は大きく削減される可能性があり、有人の月探査は先送りされるでしょう
アメリカもNASAによる月面探査(2020年までに再び宇宙飛行士を月に送り込む)の予算が削減されると報じられるなど、方向が定まりません
オバマ大統領は国民にアピールするため、月の有人探査には乗り気だったのですが、財政赤字のため各種予算の削減を迫られています
日本にも宇宙開発機構による月面探査を税金の無駄遣いだと批判するひとたちがいます
労働者の視点から政府の活動にあれこれ意見を述べる活動をしているレイバーネットもその一つです
レイバーネットでは2010年に、政府の月探査計画を「無駄遣い」だと決めつけ、批判する意見を政府へ送信せよ、と呼びかけています

【緊急】無駄遣いの「月探査」計画に意見を!(6月17日締切)

月の資源を調査する活動をなぜ無駄遣いだと決め付けるのか、その論理は全く理解不可能です
もちろん今すぐ、月から鉱物や資源を地球に向けて持ち帰るのは不可能ですし、採算も取れません。が、将来的に月に有人基地を建設し、活動するには月の資源を利用する必要があります
あるいはレイバーネットのメンバーが石油もガスも電気も使わず、毎日を楽しく生活しているのなら、資源探査を無駄だと言う資格はあるのでしょうが
月の資源調査を実施して、何か不都合があるのかと訊きたくなります(レイバーネットはどこかの国の政府の指示で活動しているから、ことさら日本政府の活動を敵視しているのでしょうか?)
レイバーネットは「月協定」を批准するのが先だ、と主張しています
上記のウェッブサイトではわざわざ、「月協定は、1967年に制定された宇宙条約の論理的な拡張であり、宇宙条約の規定が多く盛り込まれているが、米国やロシア、中国、英国をはじめ世界の大半の国が月協定を批准していない。」と説明書きが付されています
アメリカも中国も批准していない月協定をなぜ、日本が批准しなければならないのでしょうか?
何の実効性もない協定で自分の手足を縛るなど、馬鹿げています

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