東京国際アニメフェア閉幕 観客動員大幅減少

3月22日から4日間、東京ビッグサイトで開催されていた「東京国際アニメフェア」が閉幕しました
東京都の青少年健全育成条例が漫画やアニメーションの表現を自由を奪うものだとして、角川書店グループなどが東京国際アニメフェアへの参加を取りやめた影響もあり、イベントの動員は4日間で9万8千人程度にとどまったようです

『東京国際アニメフェア』4日間で9万8000人強を動員 海外来場者がアップ

来場者が25%減少し、10万人に届かなかったのですからイベントの価値が問われる事態だと言えます
東京国際アニメフェアに参加を見送った企業によるイベント、「アニメエキスポ」は3月31日から4月1日に幕張メッセで開催されます。どれくらい人が集まるのか、気にな
るところです
上記の青少年健全育成条例の改正問題と各出版社の東京国際アニメフェアボイコットについて、石原東京都知事は「(参加をボイコットした企業が幕張で別のイベント開催を計画したことについて)大きな出版社までが何を被害妄想かなんか知らんけどね、アニメフェアやったらね『あんなとこ行かない。おれたちは幕張でやる』って言ったらね、震災が来てね両方ともパーになった。ざまあみろってんだよ」と捨て台詞を吐いていました
いまさら石原慎太郎に品格を求めたりはしませんが、「自分の考えは正しい。それ以外はすべて間違いであり敵だ」とする石原の断定的で硬直した思考と発言の弊害がここにも現れていると感じます
イベントを成功させるのに必要なのはもっと柔軟な発想と商売人のセンスであり、がちがちの政治的な信念だけでは人を集められません
石原都知事がオリンピック誘致を叫んでも成功しないように
東京都は東京国際アニメフェアの主催から手を引き、民間に運営を委ね、ボイコットした企業との和解を進めるべきでしょう
日本を代表するアニメーション関連のイベントなのに、今年のようなみすぼらしい内容のまま来年も開催しようというのは正気の沙汰ではありません

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