無免許運転で児童の列に突っ込む 懲役は7年前後

京都市亀岡市で登校途中の児童の列に無免許運転の車が突っ込み、2人が重体、6人が重軽傷、児童1人と付き添っていた女性(妊娠中)が死亡する痛ましい事故が起きたのですが、この事故の刑罰について産経新聞が記事を書いています(元記事が削除されてしまったため、まとめサイトの記述を貼り付けておきます)

事故を起こしたドライバーの無職の少年は自動車やバイクの運転免許取得歴がなかったが、以前から無免許運転を繰り返していた。事故の約2年前には暴走族として無免許でバイクを運転し、集団暴走の道路交通法違反容疑で逮捕され、家裁で保護観察処分を受けていた。事故前日の4月22日は午前0時ごろから暴走族時代の友人ら8人前後で2台に分乗してドライブを始め、入れ替わり友人らを乗せながら京都市内と亀岡市内を走り、30時間以上ドライブを続けた。少年は22日明け方から運転を始め、仮眠を挟みながらドライブを続けた。定員の4人を超える6人で乗車した時間帯もあったとみられ、事故発生時は大学1年生の友人と専門学校1年生の友人と3名で乗車していた。現場は車がやっとすれ違うことができるほどの道幅であったが、並走する国道9号の抜け道となっていたため、交通量は少なくなかった。事故現場近くの亀岡市立安詳小学校では集団登校が実施され、事故当時、集団登校をする児童らの最後尾に保護者が1名引率していた。
23日午前7時58分ごろ、少年ら3人が乗った軽自動車1台が居眠り運転で児童らの列に突っ込み、後ろにいた保護者から順番に10人を次々とはねていった。少年は150km以上運転しており、疲労のため事故直前にはほぼ意識が無い状態だったと見られている。事故により引率していた保護者、児童1名の2名が死亡し、保護者の胎内の胎児の死亡も確認され(死者には計上せず)、残りの児童も重軽傷を負った。29日未明には小学3年生の児童1名が亡くなり、死者は3名となった。亀岡警察署は運転していた少年を自動車運転過失致死傷と道路交通法違反(無免許)の容疑で逮捕し、同乗していた少年2名(いずれも無免許)も無免許運転幇助の容疑で逮捕・送検した。また、逮捕された少年らの供述や沿道の防犯カメラの映像から、22日に事故を起こした軽自動車を無免許運転していたことが判明した少年2人についても、道路交通法違反(無免許運転)容疑で5月5日に逮捕した。事故車両は友人が所有する軽自動車であった。

飲酒運転なら危険運転致死罪に問えるのですが、この事件の場合は無免許運転で居眠りによる事故です
自動車運転過失致死傷と道交法違反(無免許運転)に問われても、最高で懲役10年というのは軽すぎる刑罰でしょう
逮捕されたのは伊津和真(18歳)で、ミクシィに実名と顔写真入りのページを開設していたため、すぐに素性が判明しています
両親が離婚し、父親と兄と3人暮らしであり、定時制高校を1年で中退後働かず、無職徒遊の暮らしを続けてきたようです。当然、賠償能力もありません
車に乗り合わせていた2人についても無免許運転幇助の容疑で逮捕され、その実名がインターネット上に出ています
今西寿希也は京都の専門学校生で、もう1人は大学生山下連。事故を起こした車は山下が知人から借りたものだとされます
車を貸した側も責任を問われます
事故が起きた地域では登校する小学生に保護者が付き添っていたのですから、こどもたちの安全に配慮していたのは明らかです
しかし、保護者が付き添っていても時速50キロで突っ込んでくる車に対しては無力であり、事故を防ぐ方法はありません
無免許で危険な運転を繰り返す人間を厳しく取り締まる以外、有効な対策は思い浮かばないのが現実です
なお、今回の事件で京都府警の亀岡警察署は、加害者である犯人の父親に頼まれて被害者10人の住所や電話番号のリストを手渡したのだそうです
亡くなった女性の携帯電話に犯人の父親が電話をかけてきたため発覚しました
当然ながら、被害者遺族には犯人の氏名や住所、電話番号は伏せられたままです
亀岡警察署の署長が不適切な対応だったと釈明していますが、どうにも呆れた話です。個人情報をやすやすと漏らすのですから

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