中国メディア 「キャプテン翼」から見る日本のスポーツ文化

レコードチャイナの配信記事で、「日本のスポーツ文化は漫画やアニメによって支えられている」とする見解が示されています
オリンピックで大量のメダルを獲得した中国ですが、それでもスポーツ文化が根付いているとは言い難い状況に対する懸念と焦りから、こんな記事を掲載したのでしょう

「キャプテン翼」「スラムダンク」とあだち充から知る日本のスポーツ文化―中国紙

何度か読み返してみましたが、記事の文面からだけでは記者が何を言いたいのか不明です
中国政府のスポーツ振興策を批判する意図が露骨すぎると検閲でひっかかるため、わざとぼかした書き方をしているのでしょうか?
スポーツを題材とした漫画は日本の特色であり、「友情、努力、勝利」を表現した数々の名作が存在します
漫画を読んでルールを学んだり、戦術を理解したり、チームプレーの大切さを擬似体験でき、単なる娯楽以上の役割を果たしてきたとも言えます
しかし、日本の名作漫画を読んだからといって中国にスポーツ文化が根付くかは不明です
あだち充の漫画から野球の面白さを理解するのは可能でしょう。しかし、だからといって中国に野球が人気スポーツとして定着するとは思えません。野球をやるのは一部のスポーツエリートとその予備軍であり、市井の労働者がチームを結成して草野球に興じる可能性は感じられないのです
なぜそうなのか、中国人自ら説明してもらうしかありません
想像するに、中国人はスポーツに興じるために時間を使うのは無駄だと考えているからでしょう
サッカーをテレビで観戦している中国人は多いはずです。しかし、プロのサッカー選手のようにプレーできないのは分かっていますし、上達するため長時間練習してもプロにはなれないと分かっています。つまりサッカーの練習は無駄であり、お金にならないのですから、そんな無駄なことに時間を使いたくないのでしょう
こどもがサッカーに興味をもてば、日本なら地域のサッカークラブへ登録し、指導を受けられます。しかし、中国にはそうした受け皿は少ないのでしょうし、親としても「サッカーなどせず、勉強しろ」と言うはずです
中国人記者はそうした実情を理解しているため、わざわざ記事には書かないのかもしれません
日本でなら、サッカーであれバレーボールであれ、スポーツを介して心身ともに逞しくなることが第一であり、結果としてプロになれるかなれないかは別の問題でしょう
ともあれ、中国共産党の幹部が日本のスポーツ漫画からインスピレーションを得てスポーツ振興策を抜本的に見直すとは思えないので、中国政府の発想は従来のままでしょう
そして中国の大衆も自らスポーツに興じようとはしないので、スポーツ文化は根付かないまま推移すると想像します

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