元専属料理人が講演「正恩氏、拉致解決に前向き」

金正日の専属料理人だったとされる藤本健二(仮名)が北朝鮮に招かれ、金正恩第一書記と面会したようですが、帰国後の講演で「北朝鮮は拉致問題解決に前向きだ」と語っているのだそうです

元専属料理人が講演「正恩氏、拉致解決に前向き」

北朝鮮が日本人拉致問題解決にまったく取り組もうとしないまま時間が経過し、拉致実行を命じた金正日も死んでしまいました
その跡を継いだ金正恩が、「拉致問題解決に前向きだ」と言われても信じる気にはなりません
父親である金正日が日本人拉致を計画し、実行させ、その解決にも取り組もうとして来なかった経緯を息子も知っているはずであり、いまさら解決に乗り出して父親の悪行を暴露する真似ができるのでしょうか?
また、日本人拉致に関わった朝鮮労働党の幹部・古参党員がまだ生きているのですから、拉致問題解決には相当の反発があるはずです。彼らの功績を否定する結果を招くわけで
もちろん元専属料理人だった藤本健二をわざわざ北朝鮮に招き入れたのは、彼を介して日本側にメッセージを伝えるためです
もし北朝鮮が本気で拉致問題を解決する気があるなら、中国を介して六カ国協議の再開を呼びかけ、条件として日本人拉致問題解決を切り出すでしょう
いまさら民間人を使った非公式のルートで日本へメッセージを送ろうとする、北朝鮮の外交センスのなさには呆れますし、それに踊らされるべきではありません
そこまでして日本との関係を改善しなければならないほど、北朝鮮が追い込まれているのでしょうか?
北朝鮮の経済事情が逼迫しているのはいつもの話です
日本人拉致問題を何らかの形で解決すれば(完全解決ではなくても)、日本政府から金を引き出せるとの思惑が感じられます
しかし、日本としては拉致問題の解決はもちろん、北朝鮮の弾道ミサイル問題や核兵器開発の問題も重大な懸案であり、これらを未解決にしたまま北朝鮮に多額の経済援助をする可能性は皆無です
どんなつもりで元専属料理人にメッセージを託したのか、さっぱり分かりません
ですが、日本の政治家の中には功名心に駆られ、「ここはオレが北朝鮮に行って話し合い、局面を打開してみせる」などと言い出す人間が登場しそうな気がします
そんな政治家による二重外交は有害なだけです
北朝鮮は日本側の反応をうかがっているのでしょう

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