日本IBM元社長が盗撮で逮捕

8月22日の朝、JR四ツ谷駅のエスカレーターで前に立っていた女性のスカート内に録画機能付き携帯型音楽プレーヤー「iPod」を入れて下着などを盗撮した疑いで、日本IBMの元社長大歳卓麻(63歳)が逮捕されていたと報じられています
大歳卓麻容疑者は盗撮の事実を認めているのだそうです


スーパーエリートが抱える「心の傷」
(前略)
なかでも12年8月、日本IBMの最高顧問だった大歳卓麻氏が女性のスカートの中を盗撮した事件の衝撃は、いまだに忘れることができない。
大歳氏は東大工学部の出身。1999年から2008年まで、約10年の長きにわたって日本IBMの社長の座にあった。犯行当時も大手企業の社外取締役や総務省の審議会会長に就いており、いくら「盗撮に興味があった」とはいえブレーキは大きかったはずだ。なぜ、大歳氏のようなエリートの中のエリートが、突如として犯罪者に転落してしまうのか。
NPO法人・性犯罪加害者の処遇制度を考える会代表理事で医学博士の福井裕輝氏によれば、性犯罪に走りやすい人にはある共通点が存在するという。
「ひとつには、自己愛が過剰に強いことがあげられます。他者からの賞賛を過剰に求める傾向が強いのです。ある意味で理想が高いとも言えますが、その一方で、他者を物のように扱ったり、男尊女卑的な考え方が強いのも特徴的です」
自己愛が強い人物は、一見、プライドが高いように見える。しかし、本物の自尊心を持っていないため、冒頭の事例に登場するA氏のようにちょっとしたダメージを受けただけで大きく傷ついてしまい、それが犯罪の契機になる。周囲から見ればたいしたことではなくても、本人はそれを許容できないのだ。
福井氏によれば、自己愛性パーソナリティー障害と診断されるような重症者の場合、先天的な疾患であるケースが多いが、それ以外の、病気とまでは診断できないレベルの場合、愛情の不足が過剰な自己愛の原因である場合が多いという。
「一般的に、自己愛の強い人には親からちやほや甘やかされて過保護に育てられた人が多いですね。過保護に育てられているにもかかわらず、親から適切な愛情を分け与えられていない場合に自己愛が強くなりすぎる傾向があります」
(プレジデントの記事から引用)


先日は現職の大阪地方裁判所の裁判官が盗撮で逮捕される事件があったばかりです
大歳容疑者はすでに社長を退任しているとはいえ、自らの晩節を汚してしまったわけであり、肩身の狭い思いをして長い老後を過ごすのでしょう
どれだけ大企業の社長として活躍していたにしろ、単なる「エロおやじ」として語られるわけで、家族にとっても不名誉この上ない話です
のぞき、盗撮は明らかに犯罪であり、実行すれば逮捕され、刑事罰を受けるのすが、それでも「盗撮をしたい」との衝動に駆られ、自らをコントロールできなくなってしまう人が大勢います
この手の事件報道を目にしても、「自分も逮捕されるかもしれない。止めておこう」と思ったりはしないのです
衝動に支配されてしまえば正常な判断ができなくなり、目当ての女性を求めて何度も駅のエスカレーターを登ったり降りたりを繰り返すようになり、その異常な行動は人目につきます。しかし、盗撮実行しか頭にない男性は自分がどれだけ異常な行動を取っているか自覚できません
本当はそんな衝動に支配される前に踏みとどまり、治療を受けるべきなのですが。自らの性的嗜好に危機感を抱く男性は決して多くないのが現実です
簡単に盗撮できる小型のカメラなど、欲望を刺激する機械が溢れているのもこうした事件が相次いでいる要因ですが、やはり人の心の中にこそが最大の要因があると考えられます
追記:東京都迷惑防止条例違反事件として、東京簡易裁判所から罰金30万円の略式命令を受けています

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