大津中学生自殺 教師への傷害で学校が被害届

大津市立皇子山中学校の生徒がいじめを苦に自殺した事件では、警察が夏休み中に生徒への事情聴取を済ませたはずですが、まだ加害者である生徒3人の逮捕には至りません
一方で、加害者である生徒の1人が女性教諭に暴行を加え指の骨を骨折させた傷害事件について、学校がようやく被害届を出すと決めたそうです

大津・中2自殺:女性教諭重傷で被害届…批判受け校長方針

5月30日に発生した事案で、これまで被害届を警察に出さなかった学校側の対応も異常です
記事によれば、「緊急職員会議では担任の女性教諭を含むほとんどの教員が反対したが、校長は『市教委に指導されたので出さざるを得ない』と説明。提出方針を決定した」とあります
しかもこの決定について、学校の教師は「最近は担任と同級生の関係が良好だったが、被害届を出せば信頼関係を失う。現場を無視した決定だ」と批判をしているというから唖然とさせられます
問題の生徒はいじめ事件の主犯格の1人であり、担任との関係が良好であろうとなかろうとその行動の非を咎めるのは当然でしょう
にも関わらず、教師に傷害を負わせても被害届を提出せず、かばう理由が理解できません。事態はすでに教師の対応できる範疇を超えてしまっている(生徒の命が失われているわけですから)というのに、現場の教師たちはまだ自分たちで事態を収拾できると思い違いをしているのでしょう
そもそも現場がしっかりと対応できていたのなら、生徒は自殺せずに済んだはずです。それができなかった教師たちがいまさら何を言うのか、と思うばかりです
さらに校長の態度にも重ねて失望させられます。「教育委員会が言うから被害届を出さざるを得ない」とは、あまりに情けない対応でしょう
校長自身を含む現場の教師の誤った対応が事態をここまで悪化させたのだ、と認める気はさらさらなく、教育委員会のせいにしているだけです
このいじめ事件で校長以下現場の教師が何をどう間違えたのか、いまだに検証する気もなく、反省もなく、自分たちが事態をコントロールできていると勘違いしている現状がこの記事から伝わってきます
校長を一刻も早く更迭し、教師たちの意識を変えるべきでしょう

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