「韓国で日本のアニソンが人気」と書く産経新聞

竹島問題を巡って対立を深める日韓関係ですが、産経新聞は「その渦中にあってもソウルでのアニソン大会に参加者希望者が殺到するほど、日本のアニメソングが熱い」とする記事を掲載しています
ただ、一部の事象のみを切り取って、それが大きなムーブメントであるかのように書くのは誇張でしょう

アニソンに熱狂 韓国

日本大使館とアニマックスの主催するアニソン大会に参加希望者が多数あった、という事実そのとおりでしょうし、反日を叫んでいる中でも日本のアニメ番組が韓国で一定の視聴率を稼いでいるのも事実です
だからといって、それで勝ったの負けたのと議論するのはあまりに稚拙です
当日のアニソン大会の会場は日本大使館の中であり、客席は162席にすぎません。もちろんイベントとしては成功したわけで、関係者はほっとしているのでしょうが
日本のアニソンが世界各地で人気を得ているとして、それをどう活かすか(敢えてそのブームを利用せよ、などと言いたくありません)、我々日本人が考えなければなりません

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質の高いエンターティメントを提供し、人種や言語の違いを超えて感動を共有できる、そんな仕事を日本がやっているのだと我々日本人はよくよく自覚する必要があるのでしょう
2000年から2006年頃、「韓国や中国では政府がマンガやアニメ産業の育成に力を入れている。日本に追いつき、追い越すのも時間の問題だ」とする報道が目につきました
確かに韓国や中国では大学にアニメやマンガ関連の学科を設け、人材育成に力を注いでいます。が、世界的なブームを作り出すような傑出した漫画家やアニメーターが育っているわけではありません
政府が補助金をばらまいたからといって、優れた漫画家やアニメーターが雨後の竹の子のように誕生したりはしないのです
日本のように世界で一番マンガやアニメにうるさいファン層がいて、作品に金を払い、作品を語り、ときには二次創作まで手がけてしまう感性と創造性に富んだ数多の素人クリエーターがいてこそ、日本のマンガやアニメの市場が支えられている、と自分は思います
漫画雑誌の廃刊が相次いでいる現状ですが、それでも漫画雑誌やライトノベルを含め、これだけ豊富なコンテンツを毎週のように生み出している国はありません

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