ハロウィンのコスプレにイチャモン 「中国人蔑視」と

「怪人フー・マンチュウ」と聞いてもイメージが湧かない方もおられるでしょう
かつては映画、コミックに登場した悪役で、謎の中国人とか世界征服を企むマッドサイエンティストという存在です
その「怪人フー・マンチュウー」のコスプレが「中国人を蔑視するものだ」として、ハロウィンで盛り上がるアメリカ社会で問題視されているのだそうです
レコードチャイナの配信記事を紹介します

ハロウィーン仮装用グッズ、「中国人蔑視」と華人社会が猛反発
米アジア太平洋法律センターの郭志明氏は、「このように不快なイメージで作られた仮装グッズの販売は即刻中止すべきだ」と販売者に訴えている。南カリフォルニア歴史学会の梅元宇会長は「こうした商品の販売は人権侵害に当たり、人種的偏見によるものだ」と非難。米国亜米政連の胡沢群主席も「中国人の伝統をフー・マンチューのイメージで伝えることは人種的偏見につながる」と指摘した。
民族悪魔化反対連盟のアマンダ・サスカインド氏は「フー・マンチューのような民族偏見のシンボルは根絶されるべき」と主張。長年、人種的差別を受け続けてきたユダヤ民族からなる同連盟は「他の民族とも協力してこうした現象の根絶に努力していく」と話している。

記事には写真が添付されていますが、この帽子やカツラのどこが人権侵害になるのか、不思議でなりません
念の為に注釈を加えると、辮髪は中国を征服して清を建国した満州族の風習であり、元々は中国(漢民族)の文化ではありません
清朝を建国した満州族は敵味方の区別をするため、漢民族にも辮髪を強要する「薙髪令」を1644年に発布し、それは清朝の支配が終わるまで続きました。辮髪にしない者は反逆者と見なし、死罪にするという法律です
満州族である清朝の高官たちはドジョウのような長いひげの伸ばし、爪も切らず長く伸ばしていたと言われます
ですから満州族の風習である辮髪に、なぜ現代の中国人が目くじらを立てて噛み付くのか、自分には理解できないのです
ステレオタイプな中国人のイメージに反感を抱くとの部分は了解できますが
1932年に作られた映画にフー・マンチューが描かれているものがあります。ひげを伸ばし、爪も長く伸ばした怪人、という設定です

Yellow Peril and the Mask of Fu Manchu



繰り返し映画に登場したキャラクターであり、人気もあるのでしょう。そのコスプレをしたからといって現代の中国人を蔑視したことになるのでしょうか?
もしそうだと言うのなら、チャイナドレスも人権侵害として扱わなければなりません。実に馬鹿げた運動だと思います
あるいは人民服を着て赤い腕章を巻き、毛沢東語録を片手に大声で喚き散らすコスプレも、人権侵害になるのでしょう

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