二頭身キャラが暴れまくる中国アニメ「果宝特攻」

二頭身ロボットキャラといえばSDガンダムが思い浮かびます
ガシャポンで販売するための「スーパデフォルメ・ガンダム」をバンダイが発売したのは1985年だといいますから、随分と長い歴史があります
日本では漫画やアニメで二頭身キャラはすっかり定着していますが、欧米ではこれを「奇形」と見なし、気味悪がる人も少なくありません
「スーパーデフォルメ」の元になる単語Deformedにも「奇形」との意味があるため、海外で展開される「SDガンダム」シリーズのアニメーションやグッズをバンダイでは「SD」をSuperior Defender」の略としているのだそうです
さて、前置きが長くなってしまいました
今回は中国のテレビアニメの中でも高い視聴率を誇っている「果宝特攻」を紹介します。果物を二頭身の擬人化したキャラとロボットが大暴れする作品です
第一期シリーズが大当たりをし、第二期(全52話)も制作・放映され、人気なのだとか
まずは動画を御覧ください

果宝特攻2 1話



世界中から元気玉を集めてパワーに換え敵を叩くという、どこかで見たシーンが演じられています
ロボットのデザインもどこかガンダムっぽいのですが、中国人にすればオリジナルなのでしょう(「パクリを恥ずかしいと思ったら中国人なんかやっていられないアル」とか言いそうです)
上記のように1985年から二頭身キャラのロボットを闘わせている日本からすれば、何を今更と思うばかりですが、中国の視聴者にはこれでも目新しいものとして映るのでしょう
これだけでは話題として不足していますので、サーチナの配信記事「なぜ日本のアニメでは感動できるのに、中国アニメでは感動できないのか」を紹介しておきます

【中国BBS】なぜ?…日本アニメで感涙、わが国作品では感動なし

「主観的すぎる」との指摘では何を言わんとしているのか、分かりません
記事の文脈から考えると、「勧善懲悪」をそのままストレートに反映した脚本のため、ストーリーに起伏や陰陽が乏しく凡庸な展開だと言いたいのでしょうか?
日本のアニメでは主人公がしばしば戦いに敗れ、絶望的な状況に陥るのですが、そこから必死になって立ち上がろうとする場面がお約束になっています。また、だからこそ視聴者の共感を呼ぶわけで
中国のアニメではそのような複雑なストーリー展開はなく、正義が勝つという単純明快な方向でしか描けないため感動を呼べないのでしょう
初代ガンダムでもアムロ・レイは闘うための理由や己の存在意義について自問自答を繰り返すのですが、中国のロボットアニメにそのような葛藤は期待できません
アニメーションの問題というより、文化の問題だと言えます
日本ならば、殺人のない推理劇を学校という場で実現した「氷菓」のようなアニメも作れます。これは米澤穂信の原作小説があって可能となったわけですが、そうした原作の推理小説が存在すること自体、日本の文化の厚みの証です
一方で現代中国の文化はそうした厚みが欠け、実に薄っぺらなものでしかないのです。「政府の規制云々」は言い訳にすぎません

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