桜宮高校 体罰の元教師がテレビで謝罪

大阪市立桜宮高校のバスケットボール部員だった高校生が体罰を苦に自殺した問題で、顧問であった教師小村基は懲戒免職の処分を受けています
その小村元教諭がNHKの取材に応じ、謝罪する姿がニュース番組の中で放映されました
視聴者の反応はさまざまです

「まだ生きていられるんだな」「彼の今後を見守りたい」 桜宮高校バスケ部元顧問、テレビで謝罪に賛否両論

生徒の自殺した日から今日まで、小村元教諭がいかなる心境で過ごしてきたのかは、推測はできても事実を知るのは困難です
取材に応じたのは、小村元教諭の中で気持ちの整理がついたからなのでしょう
体罰を巡っては、桜宮高校バスケットボール部のOBを中心に「あれは必要な指導だった」と擁護する声があったのですが、小村元教諭は体罰が自殺の原因になったと認めたわけです
もちろん、テレビカメラの前で謝罪したからといって何かが解決したわけでもなく、問題は山積しています
体罰が自殺の原因であるならば、自殺した生徒の保護者は大阪市を相手に損害賠償請求を求めることとになります。賠償を行うのは大阪市ですが、体罰を行った小村元教諭の非違行為に原因がある以上、大阪市は小村元教諭に相当金額の支払いを求めるでしょう
さらに自殺した生徒の保護者は小村元教諭を刑事告発していますので、刑事責任が追及されます。この場合、「すでに懲戒免職処分を受けており、社会的な制裁が済んでいる」との理由で起訴猶予となる可能性も残されていますが
本件そのものとは別に、教育現場やスポーツの現場における体罰の問題はまだ議論が交わされている途上であり、これといった結論は出ていません(結論が出るとも思いませんが)
上記の記事に話を戻せば、19年間も体罰に依存する指導を繰り返してきた小村元教諭が、「手をあげることでいろいろなことが変わると思っていたが、そうではなく、そういうことを本当に嫌がって、気持ちが傷ついていることがわかりました」と述べており、生徒の自殺によってようやく相手の気持ちを理解するに至ったというのは驚きであり、情けない話です
独りよがりな指導方法にどっぷりと浸かり、生徒の気持ちなど微塵も考慮してこなかった結果でしょう

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