「国民栄誉賞は基準を明確化すべき」と書くサンデー毎日

毎日新聞客員編集委員岩見隆夫が、国民栄誉賞は政治家の思惑に左右される懸念があるため、「首相の諮問機関を設けるとか、選考を厳しくする工夫をしたほうがいい。受賞者にとっても、そのほうがありがたい」との記事をサンデー毎日に書いています
そして授与のための選考を厳密に行なっているとして、文化勲章を引き合いに出しています

<サンデー時評>国民栄誉賞と文化勲章の「違い」

文化勲章を巡る秘話は岩見隆夫のとっておきのネタなのでしょうが、それがただちに国民栄誉賞の選考基準策定に結びつくものではありません
あるいは栄転の授与に政治家が関わっているとして、それが批判されるものであるかは、個別のケースを吟味し検証した上でないと結論が出せないと思うわけです
そもそも国民栄誉賞の選考基準を厳しくしたなら、暴力団山口組組長と親しかった美空ひばりの国民栄誉賞はありません
また、以前にも書いたところですが、人類初の月面着陸を実現したアポロ11号の宇宙飛行士3名が来日した折り、日本政府は文化勲章を授与しています
「他に外国人を顕彰する適当な勲章がないから」との理由です
これが岩見隆夫の言う厳格な審査の上での決定だったのか疑わしいところであり、単なる方便のように見えます
よって、国民栄誉賞もその選考や授与の要件を厳密に定める必要があるのかは疑問であり、その時々の事情や世情が反映されてしかるべきではないか、と自分は思います
むしろ長嶋茂雄と松井秀喜のような、ダブル受賞で批判をかわそうとするかのような授与の仕方にこそ、問題があるのではないかと言いたくなります
長嶋茂雄の国民栄誉賞に異議はありませんが、松井秀喜にはその資格がないと思うからです
松井秀喜はWBCの日本代表チームに参加しておらず、「チーム(ヤンキース)から参加しないよう要請されている」と嘘をついていた点も問題です。当時、アメリカ代表チームにはヤンキースからデレク・ジーターやアレックス・ロドリゲスが参加しており、ヤンキースが松井秀喜の日本代表チーム参加を拒む理由はどこにもありませんでした
結局、日本代表チームは優勝し、参加を拒んだ松井秀喜はその行動を批判されて現在に至ります

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