「相棒」はなぜこんなに人気あるのか、という記事

J-CASTニュースが、「『相棒』はなぜこんなに人気あるのか 再放送でも視聴率10%超、番外編も絶好調」と題する記事を掲載しています
しかし、記事の中身では『相棒』の人気の理由を解明できておらず、肩透かしの内容に留まります

「相棒」はなぜこんなに人気あるのか 再放送でも視聴率10%超、番外編も絶好調

『相棒』の人気を原因・理由については芸能評論家の肥留間正明の口を借りて、「1つの形式美的なパターンが確立されている。犯人などが途中で読めてしまうときもあるが、それでも最後まで見せる。いわば現代版『水戸黄門』ですね」と指摘し、さらに「ドラマの作り方を熟知した東映の制作陣が手がけているだけに、構成もしっかりしている。だからこそ1回見て終わりではなく、再放送でもつい見てしまうものがある。主演の水谷さんのみならず、他の出演者や制作陣も含めた『総合力』が高い」と言わしめてます
ですが、これがドラマ『相棒』の人気の理由・原因だとして納得する視聴者はいないのではないでしょうか?
高視聴率ドラマという共通項から『水戸黄門』を例に挙げたのだと思われますが、勧善懲悪のワンパターンなドラマと決めてかかるだけでは『相棒』の人気の理由に踏み込んで分析したとは受け止められません
自分はむしろ『鬼平犯科帳』を例に挙げた方が適切だと考えます
池波正太郎の小説にしろ、中村吉右衛門演じるドラマにしろ、『鬼平犯科帳』はキャラが立っており、主役である長谷川平蔵のみならず脇役の同心や密偵までが実に生き生きと描かれています
ドラマとしては刑事物であり、犯人を追い詰め捕らえる話です。しかし、長谷川平蔵を含めた登場人物のキャラが立っていますので、事件など別にして中村吉右衛門扮する長谷川平蔵が江戸の市中を歩きまわり、本所や深川で市井の人々と触れ合う様を描いただけでも、視聴率は10%以上を稼げると思われます
主役ではない密偵、盗賊を起用したスピンオフ作品でも、ドラマになる予感が十分にあります
『相棒』も同様に杉下右京ら登場人物のキャラが立っており、事件捜査ではなく杉下右京の日常を描いた番外編でも高い視聴率が得られるはずです
謎解きや勧善懲悪のワンパターンゆえに人気を得ているドラマ、というJ-CASTニュースの解釈では『相棒』を読み違えていると感じましたので、取り上げました

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